「フェアリーテイル」少女はある日から心の底から笑えなくなりました

笑えない日々その２８ ページ32

その後、とりあえずセイバートゥースの場所に戻って

ス「何かあったのか？…お前、左手…！」

左手は、セイバートゥースの紋章のある方

だから、包帯巻くときに…見られたりする心配はない

貴「…大丈夫、これ…私が勝手にしただけ」

これは、本当の事だから

ス「…少し、疲れたりしてねぇか？」

きっとスティングは、今私は…

かなり疲れてる事をわかってる

頭がごちゃごちゃして、気持ち悪い

貴「…少し」

ロ「…寝とけ、俺のマント貸してやる」

そう言って、ローグはマントを私に渡す

貴「ありがと」

ここは少し、甘えさせて貰おう

ユ「ゆっくり休んでください」

ユキノも、声かけてくれる

ル「セイバートゥースの試合になる少し前に起こすよ」

貴「二人ともありがと」

少しだけ…寝よう

それで、このごちゃごちゃを直そう

まずは…そこからだ

貴「おやすみなさい」





スティングSide

あの時、探しに行きたかったけど

ローグに止められた

ロ「あいつが、

自分でどうにかしなきゃいけない事もある」

きっと、フェアリーテイルの事だ

ロ「たまには一人にならなきゃいけない事もあるんだ」

でも…

ス「お前はあいつが心配じゃないの「心配じゃないわけないだろ！」

決して会場に響き渡るような声ではない

だが、混乱してる俺にすんなり入ってくる

そんな、声だった

だが、その声は少しだけ震えていて

何か不安があるようだった

ロ「俺だって…心配だが、

でも…今俺達にできるのは、

あいつが帰ってきてから何かをしてやる事だ」

確かにそうだ。

ここで追ったら…あいつがまた自分を沢山責める

ロ「ここで追うのは…優しさじゃない」

俺は、どうして今までそんな事を忘れてたのだろう

俺が、Aを追い詰めてたのか？

ロ「そういう訳ではないが、今は試合に集中しろ」

俺の心の中を読み取ったんじゃ…

と思うくらいに話しかけてくる

ス「…そうだな。…そうする」

きっと、これが…

ス「今俺達にできる…好きなあいつにできる。

唯一の事だな」

少しローグは微笑んだように見えた

これが、俺達のできる…彼女への







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１つの優しさだと思うから…

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