「フェアリーテイル」少女はある日から心の底から笑えなくなりました

笑えない日々その２５ ページ28

なんだか、あのレイヴンテイルって奴等…気にくわない

話を聞いてたら、

どうやらウェンディを試合前に攻撃して、

出れないようにしたらしい

…やり方が卑怯だ

まあ、私には…関係ない…事だから

レイヴンテイルは、

フェアリーテイルより気にくわないかもしれない

いや、そんな事はないはず…

普通裏切られて、

そのギルドよりも嫌いになるギルドなんてある？

…もう、自分の事すらも分からないよ

するとナルプディングとか言う奴がまた、

グレイを攻撃する

貴「あいつ…！集中的にグレイを…」

ス「いいじゃねぇか、フェアリーテイルだし」

貴「…うん、分かってる」

どうしてだろう…気にする事なんて、ないのに

フェアリーテイルは、予想通りいらだってる

なんで、私もムカムカするの？

なんで、私もイライラするの？

もう、分からないよ

…あれ？

貴「…雪が降ってる」

イ「見えたっ！」

そっか、寒いと震えたり…白い息を吐いたりするから

「なんと！ブルーペガサスのイヴ！

一気に３pointゲット！」

リ「悪いが、俺に寒さは効かんよ」

イ「だよね…！」

そこをすかさずリオンが攻撃

相変わらずナルプディングはグレイばかり狙う

またムカムカする

貴「そういえば、ルーファスどこ？」

ス「あいつの事だから大丈夫だろ」

すると、その言葉を待っていたかのように

ル「この競技地味すぎる」

「うおおおおおお！！」

ル「メモリーメイク…星降ル夜二…！」

皆「うわ…！」

貴「…すごい」

「な、なんと…

一斉にすべての敵を倒してしまったぁぁぁぁ！」

ル「私はすべてを記憶している」

貴「……」

なんでだろう？

ルーファスは勝った

一気に一位まで上り詰めた

これからルーファスは、

きっと一位をとったまま終わるだろう

予想通り、ルーファスは勝った

フェアリーテイルは最悪の順位

ざまあみろって言いたい

やっぱりお前らは醜いだろって

言ってやりたい…はずなのに

なのにどうして、こんなにも複雑なの？

チクチクしたり、ムカムカしたり

自分のギルドが勝ったのに、嬉しくない

少しもって事はないけど…なんか、あんまり嬉しくない

その気持ちはまるで…私に向かって…









ここは、私の居場所ではないと


告げているかのように

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