「フェアリーテイル」少女はある日から心の底から笑えなくなりました

笑えない日々その２３ ページ26

ASide

「そして１位は…セイバートゥースだぁぁぁぁぁ！」

「うぉぉぉぉ！」

貴「…凄い歓声…」

ス「マグノリア１強くて評判だからな〜」

「おい、あのピンクの髪の毛の子誰だ？」

「去年は…いなかったよな」

「でもすっげぇカワイイなぁ〜」

「お前ら知らないのか！？あの神竜の！」

「え！？まさかあの！？」

…私の事か

？「A…ｯ！」

ﾋﾞｸｯ

声の主が誰かは大抵の予想がつく

貴「なに…？…火の滅竜魔道士」

ナ「ナツだ！…大魔道演武に出るのか？」

貴「出るからここにいるの、バカなの？」

？「なっ…A！？」

うそ…

貴「破門だったんじゃないの！？…ラクサス」

ラ「俺の名前は呼んでくれるんだな」

貴「ラクサスは…あの時居なかったから」

ラ「あの時？それより…なんでセイバートゥースに…」

ス「あー、

Aはもうフェアリーテイルの奴じゃねぇから」

ラ「…は？」

ロ「Aはセイバートゥースの者だ、

お前らが追い出したんだから…文句もないだろ」

ラ「追い出した？どういうことだ…」

ナ「…」

ラ「誰かなんか言えよｯ！」

どれだけラクサスが叫んでも、誰も口を開かない

貴「ごめんね…ラクサス、

その口だけのギルドとは…縁を切ったの」

ラ「…口だけ？」

貴「ラクサス、今日…夜９時に○△で」

ラ「…？おう…」

貴「フェアリーテイル…」

まずは…これだけは言わせてほしい

貴「お前らの仲間ごっこが、

どれだけ醜いものか…思い知らせてあげる」

「…！」

さぁ…

貴「楽しもう？お祭りを…」ﾆｺｯ

これは、心の底からの物じゃない

でも、こんな奴等にわざわざ笑顔を見せるつもりもない

見ていろ…フェアリーテイル









　




　

私はなんとしても…









　




貴「お前らに勝ってやるｯ！」

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