検索窓
今日:35 hit、昨日:25 hit、合計:488,025 hit

笑えない日々その1 ページ3

スティングSide



…およそ7年前の事だった




俺はいつもどうりにローグと歩いていた



そしたら、路地裏から泣き声が聞こえたんだ



不思議に思ってそこに行ってみると


?「うぅ…っ…ひっく…」


ス「……っ」


そこには泣いている女の人



俺より何歳か年上だろう



ス「あの…」



?「…っ!?」



泣くのに必死で俺に気づかなかったのか?



凄く驚いた表情だった



振り向く時になびいたピンクのポニーテイルの髪



大きな透き通ったピンクの目は、なぜか少しだけ曇ってる



その目から流れ落ちる涙さえも…美しく見えてしまったんだ



ス「…ど、どうかしたんですか?」



緊張して、言葉を震え混じり言ってる



そんなところは、いつもの俺らしくないなぁって思う



?「ごめんね、こんなところで泣いちゃって…

びっくりするよね」



なにか凄く辛い事があったはずなのに、気を使って笑顔を見せようとしてる



心からではない、ぎこちない笑顔を



ロ「いえ、それはいいんです。…どうかしたんですか?」



ローグも気になったらしい



?「…君達、私よりも年下だね。」



急な質問にびっくりしながらも



ス「あぁ!俺はスティングっていうんだ!」



さりげに自己紹介してるが、まあいいや。



ロ「…俺はローグっていいます」



?「そっか…、私はAっていうの…」



その瞳は凄く寂しそうで…



?「ごめんね、心配かけて…もう大丈夫だから」



そんなこと絶対に思ってないのに



?「ありがとう」



作り笑いを浮かべてる




そういって立ち去っていくAさん




この時、俺は知らなかった。



この時に止めておけばよかったって…後悔することと…




俺の初恋が始まっていたことを…

笑えない日々その2→←プロローグ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (149 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
319人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

星空(プロフ) - 違う意味でのえ?ええ?はありました (2021年9月13日 22時) (レス) id: 6329fbc5cb (このIDを非表示/違反報告)
EMIKO(プロフ) - いえいえ!!こちらこそ描かせて頂きありがとうございました!!これからも応援します!! (2019年2月16日 22時) (レス) id: 04697b5525 (このIDを非表示/違反報告)
ポップキャンディ(プロフ) - EMIKOさん» 素敵なイラストありがとうございます…!!しかも二枚も!!!!ちゃんと見れます!!後で作品の方にも載せておきます!!本当にありがとうございます!! (2019年2月16日 22時) (レス) id: b023722945 (このIDを非表示/違反報告)
EMIKO(プロフ) - もう一個描きました!! (2019年2月16日 19時) (レス) id: 04697b5525 (このIDを非表示/違反報告)
EMIKO(プロフ) - http://uranai.nosv.org/uploader/common/2/5/7/25753ef281b7eae37e0676eb57023268.png (2019年2月16日 19時) (レス) id: 04697b5525 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:りこ x他1人 | 作成日時:2015年7月17日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。