「フェアリーテイル」少女はある日から心の底から笑えなくなりました

笑えない日々その１２ ページ14

ASide


私はあの日、散歩してたんだ

そしたら、フェアリーテイルの事を考えていたからか？

フェアリーテイルの前について

リリーナが暴れていた

きっと皆に、闇ギルドだと言うことをばらしたのだろう

最初は、見てみぬふりをして帰ろうと思った

でも、あんなにボロボロな人を見過ごすのは…できなかった

それで、気付いたら止めに入ってて

リリーナを倒した

リリーナに向かって出ていけって

なぜか皆の手当てまでした

どうしてだろうね

〈分かってるはずでしょ？〉

誰…？なんで頭の中に声が響くの…？

〈私はもう一人の私だよ？〉

私は一人だけ… もう一人の私なんていないよ

〈貴女はそれでいいの？あの人達は他人？本当に？〉

他人だよ…誰も私の事なんて信じてくれない…

そんな絆はただの遊びじゃない

〈悪気なんてなかったかも知れないじゃない〉

知らないわよ。事実は事実。

貴「出てこないでよ！」

そう言うと、もう一人の私は姿を消した

ス「…A？大丈夫か？」

ロ「何かあったのか？」

貴「ううん、なんでもないの。気にしないで」

私は…あんな人達なんて…


＿大っっ嫌いなんだから＿









スティングSide




さっきから、Aは凄く…辛そうな顔してる

なんて声かけたらいいんだろう？

何か声かけて…少しでも助けてやりたい

でも、どうしても言葉がみつからなくて

俺は…凄くダサいなぁって思う

そんなことを考えながら、ぱっとAを見ると

さっきよりも、凄く険しい顔していて…

そしてふっきれたのか？急に叫んだ

貴「出てこないでよ！」

…って

俺は流石に何か声をかけようと思って

ス「…A？大丈夫か？」

と言った

こんなことしか言えないのか？と少し悲しくなる

するとAは

貴「ううん、なんでもないの。気にしないで」

って…、顔の表情はちっとも大丈夫じゃない

辛そうで悲しそうで…どこか…寂しそうで

俺は少しでも、君の力になりたい

ス「ならさ、今からクエスト行こーぜ！」

ロ「俺は構わないが…」

貴「…どっちでもいい「」

お！マジで！？

ス「よし、これにしよ」

ロ「ボスバルカン退治…」

貴「よわ」

ス「よく見て！？５０体だから」

ロ「それならいいか…」

貴「…」

あれ？多かったかな？

貴「少なくない？」

ス/ロ「え…」

貴「今ストレスたまってるし、こっちね」

…５００体？へ？←

貴「…行かないの？」

ス/ロ「いや、行きます」

雪山のバルカンは一掃されたという

笑えない日々その１３→←笑えない日々その１１

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す