第八話 ページ9
銀時「そんじゃ、自己紹介してくれ」
『私は桜海Aと言います。以後お見知りおきを』
神楽「私は神楽ネ!よろしくアルA!」
新八「僕は志村新八と言います。よろしくお願いしますねAさん」
部屋にお邪魔したものの、何だか慣れない空気に少し戸惑っていると
銀時「A、俺の横に座れ。こいつらに色々と話さないといけねぇから」
『は、はい。失礼します』
銀時「んじゃ、まずはだな………」
銀時様が話し終わると静まる部屋。すると、
神楽「酷すぎるアル!!Aはモノなんかじゃないネ!可愛い一人の女の子アルヨ!!」
と怒りながら叫び、
新八「……今までよく耐えましたね」
涙目になりながら褒めてくれた
会ったばかりの人の昔話を聞いて、そこまで思ってくれるなんて
銀時「まぁ、そういう事だ。それで俺が貰ってきた」
新八「貰ってきたって………」
神楽「それじゃあAは、今日からここに住むってことアルカ!?」
銀時「ま、そういうこった」
神楽「やったアルゥゥゥ!!よろしくネ!!……ってA?どうしたアルカ?」
『え?どうしたって何がですか?』
新八「Aさん、泣いてるじゃないですか」
『え?』
頬には涙が伝っていた
『すみません。お恥ずかしい所をお見せしてしまって』
銀時「泣くことは恥ずかしいことなんかじゃねぇよ。泣きたい時は泣いてもいい。だから我慢すんな」
『………ずっとあの人に仕えると思うと、毎日がとても辛かったんです。だから感情を殺してきました。人の優しさも忘れて、心を閉ざしていました』
涙を堪えながら、止まらない思いをぶつける
『けれど皆さんのおかげで思い出しました。人の優しさを、温かさを。本当に私を助けてくださり、ありがとうございました!』
立ち上がり、深々と頭を下げる。すると三人が頭を撫でてきた
新八「これからは嬉しいことも辛いことも皆で分かち合っていきましょう。僕たち、もう仲間ですから!」
神楽「そうアル!Aはもう万事屋の一員ネ!」
銀時「今日から俺がご主人様な?たくさんご奉仕しろよAちゃん?」
『ふふっ。万事屋として頑張りますので、どうぞこれからもよろしくお願いしますね』
ニカッと笑うAの笑顔は、三人にはとても刺激が強く
三人「「や、やべぇ」」
銀時様と新八様は鼻血を出し、神楽様は勢いよく飛びついてきた。そんな中、よく分からない状況にハテナを浮かべるAだった
ラッキー☆キャラ
坂田銀時
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えりまんぎゃろ - すごくおもろいです!!更新楽しみにしてます! (2021年1月20日 0時) (レス) id: 8f639943b8 (このIDを非表示/違反報告)
ミウラ(プロフ) - すごく面白いです!更新楽しみにしてます (2021年1月15日 6時) (レス) id: ab0043eae3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スカイ | 作成日時:2020年12月24日 18時