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ミツ「中忍試験はスリーマンセルが原則だよ。君が書かないと出れない」
正論である。
小隊３名で志願しなければ出られない以上、ボルトが試験を受けないと言うことは、サラダとミツキの昇進への道も閉ざされる、と言うことである。
小隊一つの意志すらま詰められない者が、指揮官たり得るはずがないのである。
ボル「知るかよ」
が、今のボルトには、それにどのような価値があるのか分からなかった。それが、眼鏡の少女を酷く荷立たせる。
サラ「アンタ」
サラダの右腕が、ボルトの胸倉を掴んで、ハンバーガー野の安いプラスチックの椅子から浮かせた。
サラ「火影になるのは私の夢なの・・・・その夢のジャマをするっての・・！」
ブッ、と吐息がかかるほどの距離で、少女の真摯な瞳が、ボルトの碧い瞳をにらみ据えている。
夢に向かって真っ直ぐであるが故に、その怒りもまた、深かった。
ボル「俺は火影に・・・・！」
その細い手首を、ボルトが払う。
火影、という言葉がボルトを激発させたのである。なりたいと言うのが理解できなったのだ。
サラ「！」
ボル「なりたくもねェ！」
その言葉がまた、サラダを激怒させた。
バンッ！とテーブルを叩き、テーブルを半壊させる。シカダイといのじんが慌ててゲーム機を退避させた。
サラ「火影は世襲じゃないわよ！」
ボル「ああ、そうかよ！テメェが火影になるのは勝手だが、一生一人でいろ！火影の聖でその周りが迷惑すっからよ！」
サラ「・・・・・・」
噛み合っていない話ではあったが、少女はボルトが何に怒っているのかを察して、沈黙した。
が、その沈黙の意味は、怒りに囚われているボルトには、伝わらない事である。
いのじん「ボルトォ・・・・・」
幼馴染２人の口論にうんざりしたいじのじんが、ゲーム機を手に声を掛けた。
いのじん「こっちも３人揃わないと次いけないんだけど・・・・？君いないと倒せそうにないんだよね次のボス」
ボル「あー」
すでにゲームをやる気は失せていた。
ボル「なら俺のデータやるよ・・・・・こっちの方が短縮出来て楽チンだってばさ」
いのじん「イヤ・・・・・それもらうってのはちょっと」
ボル「良いぜ、もらったデータだし」
ダイ「え？」
いのじんとシカダイの顔が一瞬困惑し、やがて落胆に変わった。
ダ委「・・・・なんだ、クソチートじゃん」
ひどく地名為をした２人が、立ち上がる。
ボル「あれ・・・・帰んのかよ？」
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