テニプリ 立海の転校生は元四天宝寺Ｒ

６　　海原祭り ページ6

それからでは、学校の廊下や購買などではジャッカルと白夜が楽しく話しをしている姿がよく見られるようになった。本人いわく、二人ともが「お互いのよき理解者って感じかな。最高の親友だよ。」と答えていた。

赤「あ、また二人が一緒にいるッス。」
ブ「本当だぜぃ。」
仁「仲がええのう。」
比「でも、・・・男友達みたいですね。あの二人を見ていると。」
幸「そうだね。」
柳「まぁ、楽しそうだけどな。」
真「ジャッカルは、しっかりしているからな、あいつをしっかりしてほしいものだ。」

真田は、毎回の風紀委員会の検査で日影白夜のところに必ず×がついていて、手をやいている様だ。

―in教室
白「なー、ジャッカル。」
ジャ「なんだ？」

白夜は、ジャッカルに話しかけると、物欲しそうな表情をした。ジャッカルは、その表情が何を示しているのかわかったらしく、小さなため息をつくと、ポケットから飴を出した。

白「サンキュー♪本当にジャッカルはいい奴だ。」
ジャ「そりゃ、どうも。白夜は本当に飴が好きだな。でも、いつもはしっかり持っているのに、どうしたんだ？」
白「・・・真田に取られた。」
ジャ「なるほど。」

白夜は心底残念そうに言った。ジャッカルは、苦笑いしながら白夜を励ましていた。そんな様子を、クラスは微笑みながら見ていた。すると、学級担任が入ってくる。

先「よーし、今日は今年度第二回海原祭についてするぞー！」
白「・・・海原祭ってなんだ？ジャッカル。」
ジャ「ん？ああ、白夜は転校してきたから知らないんだよな。まぁ、単に言うと文化祭だな。立海では、それを二回にわけて行うんだ。なんか、理事長がお祭りごとが好きみたいでな。」
白「へー。」

白夜は、少し楽しそうだ。

先「それでだ、今回は新しいイベントを行うことになった！」
女「イベント？」
先「ああ。その名を『立海No,1男子は俺だ！！コンテスト』だ！！」
全―白・ジャ「「「うぉーー！！」」」

その言葉に生徒が反応する。白夜とジャッカルはあまり嬉しくなさそうだ。

先「それでだ、おもしろいルールがあるんだよ。」
女「何々！？」
先「それはだ、・・・女子も男装して参加することが許されているんだ！」
女「まじで！？」
男「すげぇー！」


ジャッカルは、嫌な予感がしていた。すると、白夜がジャッカルに聞こえる程度の声で呟いた。

白「ジャッカル、俺・・・嫌な予感しかしない。」
ジャ「・・・俺もだ。」

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