テニプリ立海の転校生は元四天宝寺Ｒ (ページ16)

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１６　　事件発生！！ページ16

白「そういえば、なんで白石たちを呼んだのか、理由を聞いていなかったな。」

白夜は、幸村のほうを向いたそう言った。

幸「え？ああ。それは、君が前に四天宝寺中にいたと聞いたから、突然白石たちが来たらどんな反応をするんだろうと、思ってね。」
白「そんなことで、わざわざ大阪から呼んだのか？」
光「白夜先輩、別に俺らも白夜先輩に会いたかったけん、怒らんとってください。」
白「・・・・わかったよ。」

白夜は、財前が行った言葉が嬉しかったのか、恥ずかしそうにしながら答えた。

ジャ「それじゃ、どっか行くか？」
真「そうだな。」
仁「行くかのう。」

そういい、全員が椅子から立ち上がっていると・・・

男「金を出せ！！さもないと、この生徒を殺すぞ！！」
全「「「「「！！」」」」」

帽子をかぶった大柄な男が女子生徒を捕まえて入ってきた。女子生徒の首の近くには刃物を置いてある。全員がざわつきだす。

男「この教室から出るなよ。出た瞬間、この女の首を刺す！」

女子生徒は、涙を流しながら助けを求めた目をみんなに向けている。

幸「やばいな。」
柳「あの犯人に金を渡しても、生徒が無事だという確率75％。」
蔵「かといって、うかつには動けへんで。」

すると、白夜が男に歩み寄った。男は、刃物を白夜に向ける。

男「近づくな！近づくとてめぇを刺すぞ！！」
白「・・・生徒を放して、お帰りください。」

白夜は恐れずに男に近寄る。

白「ここで騒がれては、ほかのお客様にご迷惑がかかります。」
男「っ！死ね！！」

男は白夜に刃物を突き出した。

ジャ「白夜！！」
女「キャー！！」

しかし、白夜は軽くかわして、男の腕を蹴り上げる。

白「甘い！」
ドカッ
男「がっ。」

その反動で刃物は床に落ち、女子生徒をつかんでいた男の腕がゆるんだ。白夜はその瞬間を見逃さなかった。女子生徒を男の腕が取り上げる。

白「ジャッカル！お嬢様を。」
ジャ「！ああ。」

白夜は、ジャッカルに女子生徒を預けると男と向き合う。

白「来い！」

白夜は男をまっすぐ睨みながら言った。その言葉に反応して男は白夜に襲い掛かるが、白夜は避ける。

男「なっ！」
ドカッ

鈍い音がなる。白夜は、男の懐に入ると男のあごを蹴り上げた。男は倒れ、気を失っている。

白「ふぅ。」