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片想い10＊ ページ11
「葵ちゃん！聞いてよ！」
私は、見学の事を言いたくて、
急いで、教室に入った。
「どーした？何か良い事あったのかい？」
あ、何か疲れているような...。
きっと、聞いたら喜ぶだろう。
「今日、今日、テニスコートに来いって...！」
「は？え？」
葵ちゃんは、動揺している。
いきなりだもんね。
「本当に？」
葵ちゃんは、半信半疑で聞いてくる。
「本当だよ！さっきね、言われたんだよ！」
「まじで？やったぁ！」
２人で、ハイタッチをする。
よっぽど、嬉しいのだろう。
まぁ、私も嬉しいな。
念願の見学だから。
キーンコーンカーンコーン
昼休みが終わった。
あぁ、早く。
早く放課後になってくれないかな？
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