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【 独歩side 】



お風呂を上がって 早足で
彼女の元に向かう 。
はやく抱きしめたい 彼女の香りが周りにないと可笑しくなってしまいそうだった


リビングのドアを開けて
キッチンに立っている彼女を後ろから抱きしめる
その時にふわりと香る匂いがまた俺を落ち着かせた



『 ふふ , お風呂気持ちよかった？ 』

「 最高 .. お風呂もリビングに来た時のシチューの匂いもAのエプロン姿も全部最高 .. 」


Aの肩口にぐりぐりと頭を押し付けながら
そう呟く
それを聞いた彼女は嬉しそうな声音で「そっかあ , なんか嬉しい . 」と言った

それが可愛くて 俺は肩口から顔を上げ
とんとんと叩き , こちらに振り返った彼女に口付けを落とす


真っ赤になった顔がまた可愛くて
俺は自分の頬がゆるりと緩んだのが分かった




『 甘えたさんな独歩さんの明日のお弁当は
鮭弁当にしようかな？ 』


「 なにそれ最高 A結婚しよう 」


『 もうしてるでしょ 』




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作者名：白瀬 | 作成日時：2018年12月10日 22時

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