【テニプリ】絶 対 禁 愛 物 語 .

毒 性 ３５ ページ35

さっと着替えて、
亮ちゃんと2人で歩いていた。


『どこで食べるの？』


「行きてぇとこ、あるか？」


『パンケーキ…』


「却下」



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『亮ちゃんの手料理』


「どこで作るんだよ。」



さっきからひたすらこんな感じ。

お腹は空いているけどこれと言って食べたいものはない。



『うーん。じゃあ、うちで作ろう。』


「親御さんに迷惑かかんねぇの？」


『…おばさんなら、当分帰ってこないから
大丈夫！あ、でも残念ながら使用人入るかな』



背伸びして耳元で囁けば、
とっさに顔を真っ赤にする亮ちゃん。


これぞ健全な男子中学生。



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「んじゃ、お前ん家、行っていいんだな？」


『うん、亮ちゃんだもん。』



不思議だよね、
ついこの前知り合ったばっかりなのに、
私はもうこんなに亮ちゃんに心を開いてる。


誰かを自分の、家という領域に
入れてあげたいと思ったのなんて、

入って欲しいと思ったのなんて、


彼ら以来かもしれない。



私は少しでも人間味を取り戻したのかな？

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