第6話 寝顔 ページ7
「失礼致します。お食事を……、白龍様?」
戸が開いたままであった部屋の中央。
机の上に顔をうつ伏せにしている白龍様が居られた。
こんな場所で侵入者に襲われるということはないだろう。
何か病に侵されてしまったのではないかと思い、静かに白龍様の近くに立ち寄る。
「……すぅ…すぅ」
手を伸ばそうとした瞬間、規則正しい吐息が私の鼓膜に優しく触れる。
「寝て…るの?」
そっとお顔を拝見すると、表情には病に苦しむ様子は浮かんでいないものの
“安らかな”とは言い難いものが伺えた。
「昔もこういうことがありましたね…」
あの頃は、私のことを『A』と呼び捨てにしていらした。
小さな頃の白龍様と私は、身分の違いなど然程気にしてはいなかった。
「このままだと…、風邪をひいてしまわれる。」
私は納戸から毛布を1枚取り出し、
起きてしまわぬように白龍様の肩に掛けようとした刹那。
「………A」
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(=゚ω゚)ノ - ヤバイィィィ!!!ドキドキキュンキュンしちゃう! (2013年12月10日 17時) (レス) id: 35ca3092a8 (このIDを非表示/違反報告)
Koran(プロフ) - 白龍くん可愛過ぎ!!!!!!続き楽しみにしてます!!!!! (2013年1月25日 19時) (レス) id: bdd60be7de (このIDを非表示/違反報告)
杏伏(プロフ) - 白龍くんにドキドキです!!(*´ω`*) (2013年1月21日 17時) (レス) id: a74c33c744 (このIDを非表示/違反報告)
みっさーv(・ω・)v(プロフ) - 白龍可愛いよぉぉぉぉぉ//// (2013年1月20日 15時) (レス) id: b06a22da69 (このIDを非表示/違反報告)
*。遊愛。*(プロフ) - はくりゅううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううあああああああああああ (2013年1月20日 15時) (レス) id: ba4eb1fe84 (このIDを非表示/違反報告)
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