第44話 俺じゃダメですか ページ45
「何でもする…、って言いましたよね?」
「…は、い」
白龍様は、突然真剣味を帯びた瞳で私の言葉を復唱した。
そして、白龍様はふぅと深呼吸を1つ漏らされた。
「ならそんなこと俺は望まないから、ただ俺を男として見て下さい。」
「へっ/////」
瞬間、私は柔らかいベッドの上に押し倒されていて手首を白龍様に掴まれていた。
でもその力は弱く、簡単に振り解けてしまいそうで。
それでも、振り解きたくない私が何処かにいる。
「年下は嫌ですか?」
「や、そんなことは…/////」
「なら、俺じゃダメですか?」
儚い瞳で私を見つめながら、白龍様の手が私の頬に触れる。
その熱を帯びた手に、ピクリと身体が反応する。
「俺を見てくれるというなら、目を瞑ってくれますか?」
ダメだって分かってた。
分かっていたのに、どうしてか自分を止められない自分が居た。
ただ、今はその瞳に、声に溺れていたかった。
私は、何も言わず目を閉じた。
それは、その言葉に対する返事だ。
潜む、熱を帯びた吐息の中、小さな水音が部屋を満たしていた。
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(=゚ω゚)ノ - ヤバイィィィ!!!ドキドキキュンキュンしちゃう! (2013年12月10日 17時) (レス) id: 35ca3092a8 (このIDを非表示/違反報告)
Koran(プロフ) - 白龍くん可愛過ぎ!!!!!!続き楽しみにしてます!!!!! (2013年1月25日 19時) (レス) id: bdd60be7de (このIDを非表示/違反報告)
杏伏(プロフ) - 白龍くんにドキドキです!!(*´ω`*) (2013年1月21日 17時) (レス) id: a74c33c744 (このIDを非表示/違反報告)
みっさーv(・ω・)v(プロフ) - 白龍可愛いよぉぉぉぉぉ//// (2013年1月20日 15時) (レス) id: b06a22da69 (このIDを非表示/違反報告)
*。遊愛。*(プロフ) - はくりゅううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううあああああああああああ (2013年1月20日 15時) (レス) id: ba4eb1fe84 (このIDを非表示/違反報告)
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