第37話 襲撃 ページ38
「嫁入り前の女の寝床に侵入することがあって!?しかも、しかもぉ…////」
続きを必死に話そうとするのだけれど、
記憶を辿っていくにつれ、それは鮮明に濃く思い出され
紅玉の頬は赤に塗られ、瞳には涙が浮かび始めていた。
「紅玉…」
それはシンドバッド様のせいじゃない、ということを私は知っていた。
紅玉をこうして泣かせているのは、夏黄文だってことも。
「紅玉、それはですね…」
真実を告げようとした刹那、甲板から大声が響き渡る。
バタバタ、と至る所から足音が響き、勢いよく扉が開け放たれる。
「姫君っ!襲撃です、お怪我は!?」
「私は大丈夫よぉ?」
その紅玉の返答に、夏黄文はほっ、と胸を撫で下ろした。
待って…、ここに夏黄文が居るということは。
「馬鹿っ!白龍をどうして1人にしたのですっ!?ホントに馬鹿っ!!」
私は年上であるにも関わらず、罵倒を夏黄文に吐き散らし
急いで部屋を出て、白龍様が居ると思われる甲板へと足を早める。
「白龍…っ!」
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(=゚ω゚)ノ - ヤバイィィィ!!!ドキドキキュンキュンしちゃう! (2013年12月10日 17時) (レス) id: 35ca3092a8 (このIDを非表示/違反報告)
Koran(プロフ) - 白龍くん可愛過ぎ!!!!!!続き楽しみにしてます!!!!! (2013年1月25日 19時) (レス) id: bdd60be7de (このIDを非表示/違反報告)
杏伏(プロフ) - 白龍くんにドキドキです!!(*´ω`*) (2013年1月21日 17時) (レス) id: a74c33c744 (このIDを非表示/違反報告)
みっさーv(・ω・)v(プロフ) - 白龍可愛いよぉぉぉぉぉ//// (2013年1月20日 15時) (レス) id: b06a22da69 (このIDを非表示/違反報告)
*。遊愛。*(プロフ) - はくりゅううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううあああああああああああ (2013年1月20日 15時) (レス) id: ba4eb1fe84 (このIDを非表示/違反報告)
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