第29話 慕わせてください ページ30
「…A殿。」
「白龍様、少しお時間宜しいでしょうか?」
「あ、はい…」
A殿を自室に招くと同時に、俺は1つ気付いたことがあった。
どうしてか、A殿は普段着ではなく、武人としての正装をしていた。
今日は、正装をする必要があることなど特になかった。
どうしてだろうか…?
「………」
一向に口を開かず、瞼を閉じながら背を正して座るA殿に
俺はどうやって接してよいものか分からず、ただ彼女の名前を呼んでみた。
「あの…、A殿?」
「白龍様のお気持ちは、大変嬉しゅうございました。」
「え?」
俺の声掛けが合図だったように、A殿は未だ瞼を下ろしたまま
口だけを動かし、言の葉を綴り始めた。
「けれど、今はお答え出来かねません。…己でも分からないのです。」
顔を曇らせ、申し訳ありませんと謝罪するA殿。
「あ、謝らないでください!俺が勝手に…」
そうだ。
俺が勝手に想いを爆ぜて、唇を強引に奪ってしまったのだから
A殿が謝る義理など、何1つない。
でも……。
「ですが…、今は従者として貴方様を慕わせてください。」
A殿は、腰に身につけていた短刀を取り出し、俺に捧げるように持った。
「この命が尽き果てるまで、何があろうとも貴方様について行きます。」
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(=゚ω゚)ノ - ヤバイィィィ!!!ドキドキキュンキュンしちゃう! (2013年12月10日 17時) (レス) id: 35ca3092a8 (このIDを非表示/違反報告)
Koran(プロフ) - 白龍くん可愛過ぎ!!!!!!続き楽しみにしてます!!!!! (2013年1月25日 19時) (レス) id: bdd60be7de (このIDを非表示/違反報告)
杏伏(プロフ) - 白龍くんにドキドキです!!(*´ω`*) (2013年1月21日 17時) (レス) id: a74c33c744 (このIDを非表示/違反報告)
みっさーv(・ω・)v(プロフ) - 白龍可愛いよぉぉぉぉぉ//// (2013年1月20日 15時) (レス) id: b06a22da69 (このIDを非表示/違反報告)
*。遊愛。*(プロフ) - はくりゅううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううあああああああああああ (2013年1月20日 15時) (レス) id: ba4eb1fe84 (このIDを非表示/違反報告)
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