第23話 足手纏い ページ24
「待ってください。」
掴まれた手首から、白龍様の体温が伝わり
ドクン、と胸が大きく音を拍つ。
「な、何でしょうか…?//」
「A殿は…、一緒には来てくれないのですか?」
「それは…」
皇帝の命に、私までもが留学するということは授かっていない。
妙な返事をすれば、白龍様に御期待させざる負えない。
「白龍様、皇帝は優秀な従者を1人選べよ、と申しておりました。私ではなく慎重にお選び」
「俺は、A殿がいいんです!」
両肩に手を置かれ、私は白龍様に捕らえられる。
「どうして私なんですか…。私は女という身で、貴方様の従者の中では弱小なのですよ!?」
「それが何ですか?俺は、貴女がいいと言っているんです。」
不覚にも、その言葉に付いて行きたいと感情を抱いてしまう。
けれど、駄目だ。
私など…、足手纏いになるだけで白龍様を御守りすることなど出来ない。
「他の方を…お選びください……」
自分の無力さに、唇を血が滲みそうな程、噛み締める。
私が男であれば、私に力があれば。
「A殿が居ないと、俺は死んでしまいます。」
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(=゚ω゚)ノ - ヤバイィィィ!!!ドキドキキュンキュンしちゃう! (2013年12月10日 17時) (レス) id: 35ca3092a8 (このIDを非表示/違反報告)
Koran(プロフ) - 白龍くん可愛過ぎ!!!!!!続き楽しみにしてます!!!!! (2013年1月25日 19時) (レス) id: bdd60be7de (このIDを非表示/違反報告)
杏伏(プロフ) - 白龍くんにドキドキです!!(*´ω`*) (2013年1月21日 17時) (レス) id: a74c33c744 (このIDを非表示/違反報告)
みっさーv(・ω・)v(プロフ) - 白龍可愛いよぉぉぉぉぉ//// (2013年1月20日 15時) (レス) id: b06a22da69 (このIDを非表示/違反報告)
*。遊愛。*(プロフ) - はくりゅううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううあああああああああああ (2013年1月20日 15時) (レス) id: ba4eb1fe84 (このIDを非表示/違反報告)
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