第22話 不安で仕方ない ページ23
「で、俺に何か?急用みたいでしたけど…」
「あ、はいっ!」
私は取り乱してしまった感情を、深呼吸をして整える。
武人として、従者としての顔付きで私は白龍様に向き合った。
「皇帝から、白龍様に命を預かって参りました。」
膝を折り、私の前に立つ白龍様を見上げる。
その瞳に宿る眼差しは、先程までとは打って変わっていらした。
「そうですか。…皇は何と?」
「はっ。シンドリアに留学せよ、とのことです。」
「シンドリア…か。了承しました、と皇に伝えておいてください。」
私は、不安で不安で仕方がなかった。
『シンドリアに留学』と聴された時の白龍様の顔つき…。
何処か決心なされたような、何か目的を果たされようとされているような…。
そんな白龍様に、私は何処か胸に支えるものを感じた。
「出発は、七日後ということですので…。それでは失礼します。」
私は、膝を伸ばし立ち上がる。
白龍様の部屋から、立ち去ろうと扉に手をかけた時。
「待ってください。」
白龍様に、手首を掴まれたのです。
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(=゚ω゚)ノ - ヤバイィィィ!!!ドキドキキュンキュンしちゃう! (2013年12月10日 17時) (レス) id: 35ca3092a8 (このIDを非表示/違反報告)
Koran(プロフ) - 白龍くん可愛過ぎ!!!!!!続き楽しみにしてます!!!!! (2013年1月25日 19時) (レス) id: bdd60be7de (このIDを非表示/違反報告)
杏伏(プロフ) - 白龍くんにドキドキです!!(*´ω`*) (2013年1月21日 17時) (レス) id: a74c33c744 (このIDを非表示/違反報告)
みっさーv(・ω・)v(プロフ) - 白龍可愛いよぉぉぉぉぉ//// (2013年1月20日 15時) (レス) id: b06a22da69 (このIDを非表示/違反報告)
*。遊愛。*(プロフ) - はくりゅううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううあああああああああああ (2013年1月20日 15時) (レス) id: ba4eb1fe84 (このIDを非表示/違反報告)
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