第21話 子供じゃない ページ22
タッタッ、と規則正しい足音が廊下から宮中に響く。
「白龍様っ!」
私は急用の為、白龍様の部屋の扉を急いで開けた。
「え、ちょっ///」
「へっ…」
扉を開け、すぐに私の視界に映ったのは半裸の白龍様…。
「も、申し訳ありませんっ!/////」
私は急いで扉を閉め、戸を背に隠す。
一瞬だったけれど、白龍様のお身体に刻み残された火傷の跡が
頭に焼け付いて離れない。
でも…、それ以上に白龍様が男の体付きをしてらしたことに私は驚いた。
人の年月というのは、早いもの…。
「あの、A殿。」
「ひゃっ」
突然、背後の戸が開け放たれ、身体が後方へと倒れる。
倒れ込んでしまう、と目を瞑ったのもつかの間、
私の身体は、逞しい腕に受け止められていた。
「大丈夫ですか?A殿。」
「は、はい…////」
受け止められ、目と鼻の先で私の顔を覗き込む白龍様のお顔に
私は頬が赤く染まっていき、熱を持つ。
「さっきはすいませんでした。」
「謝罪しなければいけないのは、私の方です。」
まず謝罪しようと、白龍様の腕から起き上がろうとした所、
白龍様の胸部に手が触れてしまった。
幼少時とは比べ物にならない、胸筋の堅さに戸惑った。
もう、白龍様は子供ではないと確認させられ、私は何処か虚しく感じた。
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(=゚ω゚)ノ - ヤバイィィィ!!!ドキドキキュンキュンしちゃう! (2013年12月10日 17時) (レス) id: 35ca3092a8 (このIDを非表示/違反報告)
Koran(プロフ) - 白龍くん可愛過ぎ!!!!!!続き楽しみにしてます!!!!! (2013年1月25日 19時) (レス) id: bdd60be7de (このIDを非表示/違反報告)
杏伏(プロフ) - 白龍くんにドキドキです!!(*´ω`*) (2013年1月21日 17時) (レス) id: a74c33c744 (このIDを非表示/違反報告)
みっさーv(・ω・)v(プロフ) - 白龍可愛いよぉぉぉぉぉ//// (2013年1月20日 15時) (レス) id: b06a22da69 (このIDを非表示/違反報告)
*。遊愛。*(プロフ) - はくりゅううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううあああああああああああ (2013年1月20日 15時) (レス) id: ba4eb1fe84 (このIDを非表示/違反報告)
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