誘惑していたのは私の方でした。３【ダイヤのＡ】

58 お返しのお返し ページ18

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プリクラなう。



あ「背景どれにするー？」



倉「Aが選んでいいぜ」



あ「ん。わかったー」



Aがチョイスしたのはハートとかそこらへん。



あ「よし。まずは無難にピースでしょ」



倉「……は？」



キスだろ。



にこにこしてピースをつくるAの腕を引く。



あ「うわぁっ」



重なる唇。



それと同時になるシャッター音。



あ「いきなりはズルいよバカっ///」



最近 "バカ" って口癖だよな。



倉「ほら次撮るぞ」



あ「う、うん！」



シャッターまでのカウントが始まる。



あ「よいしょっ」



その時、Aが俺の首に手を回してきた。



なにがなんだか理解できない。



気づくと唇に柔らかい感触。



倉「……っ///」



撮影された画像を確認すると、Aが頑張って背伸びして俺にキスをしてる。



あ「お返し…///」



幸せなお返しだな。



倉「じゃあ俺もお返しするわ」



強引に顎を持ち上げて口付けをする。



あ「……っ」



俺がしたのは…



深いキス。



もちろんそれも撮影された。





ーーープリクラ終了後



あ「わっ、ちょ、ねぇ！このえっちなキスも印刷されてんじゃんかっ///」



倉「ヒャハッいいじゃねーか！」



あ「よくない…」



倉「嬉しかったくせに」



あ「あーもう！バカじゃない！？」

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