性別詐欺師ちゃん ページ32
Aside
｢……ｯ｣
……やっぱり。
やっぱり、この2人だったんだ。
利香子はカルマ君に抱きしめられ乍ら私を睨んでいる。
……1人目の殺気は利香子だ。
なら、もう1人は？
……多分、私じゃない、誰かに向けている殺気だと思う。
もう1人は……。
___渚。
確かに、5歳くらいから渚と仲が良かった。
性別詐欺師ちゃ〜ん！とか、ほっぺたつついて遊んでたりした。
……昔は、ね？
｢あっ、今思い出したんだけどさァ〜｣
矢田さんが急に声をあげる。
……もしかして、利香子の異能で利香子がずぶ濡れになってた事について？
その事に異様なぐらいに触れてなかったからね……。
｢私達が利香子の所に着いた時には利香子、ずぶ濡れだったんだよね？……説明してよ、Aサン｣
｢其れは……利香子の異能力で……｣
｢ｯ……！｣
利香子はなんでアンタが異能力について知ってんの……？みたいな目で此方を見る。
……顔に出てるよ。
｢は？イノウリョク？何それ。お前が利香子をずぶ濡れにさせたんじゃないの？｣
｢嗚呼！！あの時、確かに利香子は濡れてた！！｣
前原君が声をあげる。
前原君も彼処に居た、か。
……勘違い凄いなァ。
普通は今まで一緒に過ごしてきた私の方を信じない？
ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙ
電話の音が鳴り響いた。
……私の電話だ。
画面を見ると、『中也さん』と云う文字が浮かんでいる。
其れを見たカルマ君は何を思ったのか、｢話して良いよ？……スピーカーでね？｣と云った。
私はため息を1つ吐き、スピーカーにして話し始めた。
｢おい、Aｯ｣
……第一声が之ですか。
おいって……中也さん、如何したんだ。
｢手前、スピーカーにすンの止めろ。昨日の赤髪の奴と金髪の奴の云ってた事が可笑しかったから……盗聴器付けたらよォ……はァ｣
｢待って下さい盗聴器何処付けました！？｣
｢あ？……はァ、チョーカーだよ。あ、待て。外すなよ！？｣
｢外しません！……にしても……聞いたんですね。私の学校の……｣
後ろで利香子が｢？｣みたいな顔で此方を見ている。
……確か、ポートマフィアの傘下だったよね。
傘下なら……まァ、幹部知らなくても、ね。
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こだま - ふっ(ドヤ顔) うちの体重3はt(( めちゃくちゃ面白いです！あと中也イケメン (2019年2月1日 0時) (
レス) id: ac225effd3 (このIDを非表示/違反報告)
カフカ - スカッとしたいですね。 (2018年9月15日 2時) (レス) id: 82988f9666 (このIDを非表示/違反報告)
桜華兎 - 茉莉さん» 本当ですか！？有難う御座います！！愚痴好きですか！？お、おぉう……ならこれからも小説で愚痴らせていただきます！旅行楽しんでくださいね！ (2018年8月24日 13時) (レス) id: 74159afe69 (このIDを非表示/違反報告)
茉莉 - このシリーズ愛読してるので、旅行中こっそり見てまース♪アキ?だっけ、かまちょ乙www(何気愚痴大好き) (2018年8月24日 0時) (レス) id: 88a9b8b93a (このIDを非表示/違反報告)
桜華兎 - ばいばーい！良い夢見ろよ☆ミ(ゞω・) (2018年8月23日 22時) (レス) id: 74159afe69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜華兎 | 作成日時：2018年8月4日 17時
