ポートマフィアでの初仕事 ページ19
Aside
_____翌日。
私は学校を休んだ。
ポートマフィアの初仕事があるからだ。
初仕事は裏切り者の始末。
裏切り者はある所を拠点にしているらしい。
そこで裏切り者を✕す、らしい。
ポートマフィアを裏切ったらこうなる、と云う事を目に焼き付けろ、だそうだ。
裏切るなんてする筈無い。
だって、実際に自分が裏切られたからね。
｢之からは1人だ。……頑張れよ、もし危なくなったら俺の名を呼べ。良いな？｣
中也さんが私を心配して云ってくれる。
私は中也さんに笑い掛け、裏切り者が居るのであろう部屋の扉の前に立った。
そして、異能で半狐に変身し、扉を開ける。
扉を開けると、女1人、男1人が居た。
抱き合っている所を見ると、恋人同士だろう。
｢……？何？ポートマフィアじゃなさそうね……｣
｢見た事ない顔だからな……｣
二人共、コソコソ話してるつもりだろうけど……残念。
狐の聴覚って他の生き物よりずば抜けて凄いんだよ。
その代わり鼻はあまり効かないんだけどね。
｢何してるの？お嬢ちゃん｣
｢私達、今からお風呂入るんだよね。……帰ってほしいな？｣
私は｢そうなんですね｣と相槌を打ち、ゆっくりと2人に近づく。
そして、学校で鍛えた瞬発力で2人の後ろに回り、首にナイフを当てる。
2人の目が鋭くなるのが判った。
私は2人が襲いかかってくるのをアクロバットで避け、其の儘2人の胸元目掛けて異能で創った桜のナイフを投げた。
2人の胸元に見事にナイフは刺さり、2人の動きが止まった。
そして苦しみだし、2人はしゃがみこんだ。
私は桜のナイフをもう一度創り出し、今度は後ろから首を切った。
2人は絶叫し乍ら静かに亡くなった。
｢……裏切り者はこうなるんだね。…………殺して御免なさい｣
私は2人に手を合わせ、中也さんの所へ戻った。
中也さんは私の殺しを見ていたと云う。
｢あの動きは結構良かったぜ。………………A｣
｢？ 何ですか？中也さん｣
｢俺からのお願いだ。絶対に、守ってくれ｣
｢は、はい……急ですね……そんなに大事なんですか？｣
｢嗚呼……俺にとってはな。手前にとっては判らねェが、まァ聞いてくれ……｣
私は中也さんから出る言葉を待った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 661人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
こだま - ふっ(ドヤ顔) うちの体重3はt(( めちゃくちゃ面白いです！あと中也イケメン (2019年2月1日 0時) (
レス) id: ac225effd3 (このIDを非表示/違反報告)
カフカ - スカッとしたいですね。 (2018年9月15日 2時) (レス) id: 82988f9666 (このIDを非表示/違反報告)
桜華兎 - 茉莉さん» 本当ですか！？有難う御座います！！愚痴好きですか！？お、おぉう……ならこれからも小説で愚痴らせていただきます！旅行楽しんでくださいね！ (2018年8月24日 13時) (レス) id: 74159afe69 (このIDを非表示/違反報告)
茉莉 - このシリーズ愛読してるので、旅行中こっそり見てまース♪アキ?だっけ、かまちょ乙www(何気愚痴大好き) (2018年8月24日 0時) (レス) id: 88a9b8b93a (このIDを非表示/違反報告)
桜華兎 - ばいばーい！良い夢見ろよ☆ミ(ゞω・) (2018年8月23日 22時) (レス) id: 74159afe69 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：桜華兎 | 作成日時：2018年8月4日 17時
