失望 ページ34
Aside
｢っちょ！？利香子！そんなに噛んだら血が出るよ！？｣
莉桜ちゃ……中村さんが利香子に云う。
私は其れを見、溜め息を吐いた。
中村さんは私が溜め息を吐いた事に怒り出した。
何だよ……そんな事ぐらいで怒るの？
私は其れ以上苦しんでるのに……。
｢あ"？手前、人だったら誰でも溜め息つくだろ……手前はつかなねェのか？あ"ぁ"？｣
中也さん。
『あ』に『"』が付いてます。←
中村さんはうっ、と声を漏らした。
｢な……そ、そもそもアンタなんなの！急に電話掛けてきて、利香子について話し始めて！！そろそろ電話終われよ！｣
｢五月蝿ェな、手前は騒ぐ事しか出来ねェのか？｣
｢……中也さん、もう良いです……云ってくれて有難う御座いました。電話……切りますね？｣
｢！！ お、おい！A！待てよ！｣
｢……なんですか？｣
｢利香子、と云ったか？手前、首領にこの事云ったら手前の頸が一瞬で吹き飛ぶからな……判ったか｣
｢ひっ……！｣
利香子が小さく悲鳴をあげる。
其れを聞いたカルマ君が利香子を抱き締める。
……思ったんだけど、2人って付き合ってるのかな。
｢Aの意思で首領に云うか決める。じゃあ、切るぞ。……またな｣
｢あっ、は、はい！後でまた会いましょう｣
私がそう云うと、通話は切れた。
通話時間、約5分だ。
電話を切った後、皆がブーイングを始めた。
途中で殺せんせーが来、｢皆さん何をしているのですか？｣と聞いた。
皆は｢暗殺の計画立ててんの！｣と言い訳をしていた。
殺せんせーは笑い、｢頑張ってくださいね？……殺せないと思いますが｣と触手をヌルヌルさせ乍ら云った。
……そうだ。
今度殺せんせーに異能が効くか確かめてみよう。
効いたら簡単に殺せそうだよね……。
｢ヌルフフフ……HRを始めましょう｣
今日も何時も通りにHRが始まる。
……訳にもいかなくて。
生徒の中の1人が私がした事(仮)を殺せんせーに話したらしい。
殺せんせーが私に近付いてくるから何か、と思えば殺せんせーがいきなり私をビンタした。
私は横に倒れそうになったのを側転で倒れるのを防ぐ。
｢Aさん。今すぐ利香子さんに謝りなさい。今の貴女に暗殺者の資格はありません｣
……嗚呼、殺せんせーもかァ。
失望したよ。
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こだま - ふっ(ドヤ顔) うちの体重3はt(( めちゃくちゃ面白いです！あと中也イケメン (2019年2月1日 0時) (
レス) id: ac225effd3 (このIDを非表示/違反報告)
カフカ - スカッとしたいですね。 (2018年9月15日 2時) (レス) id: 82988f9666 (このIDを非表示/違反報告)
桜華兎 - 茉莉さん» 本当ですか！？有難う御座います！！愚痴好きですか！？お、おぉう……ならこれからも小説で愚痴らせていただきます！旅行楽しんでくださいね！ (2018年8月24日 13時) (レス) id: 74159afe69 (このIDを非表示/違反報告)
茉莉 - このシリーズ愛読してるので、旅行中こっそり見てまース♪アキ?だっけ、かまちょ乙www(何気愚痴大好き) (2018年8月24日 0時) (レス) id: 88a9b8b93a (このIDを非表示/違反報告)
桜華兎 - ばいばーい！良い夢見ろよ☆ミ(ゞω・) (2018年8月23日 22時) (レス) id: 74159afe69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜華兎 | 作成日時：2018年8月4日 17時
