第一章.昔の話をしよう(9)おそ松side ページ10
決意をしてから、だんだんと速くなる鼓動に合わせるように自然と相手を抱きしめる強さも強くなっていった。
俺は深呼吸をし、抱きしめていたチョロ松をゆっくり離すと意を決した。
「俺、チョロ松のことが好きなんだよな…その、兄弟としてじゃなくて…恋愛対象として」
そう言って、俺はチョロ松を見つめた。
「俺、弟としてお前のこと見れない。それ以上の関係にしたいんだ」
いっそ、軽蔑されるなら心の底から軽蔑された方がいい。
____多分、いつものコイツなら思いきり俺を罵倒したと思う。
けれど、チョロ松は違った。
「え___泣いてる?」
チョロ松の頬に、僅かに一筋の雫が伝う。
しかし、どうして相手が泣いてるのか解らず、すただそれを見ることしかできなかった。
それから、やっと兄としてできることを見つけた俺は、そっとチョロ松の頭を撫でた。
「……ごめん、今のことは忘れて」
「………き」
「え?」
泣いてるからか、チョロ松の声は小さくそのためによく聞こえなかった。
俺は、できるだけ優しく聞き返した。
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チュロス@3ds垢(プロフ) - 這いよるマグロ華飛さん» 別アカ失礼致します。二度目のコメント感謝です!そう言って頂けて本当に光栄です。こちらこそありがとうございました!次作も、よろしければまた応援の方よろしくお願い致します^^ (2016年5月2日 22時) (レス) id: 42e05dc459 (このIDを非表示/違反報告)
這いよるマグロ華飛(プロフ) - はぁぁぁ!完結お疲れ様でしたぁぁぁ!最高でした…もう…たまらんです…素敵な作品をありがとうございました… (2016年5月2日 21時) (レス) id: 9e2f5dbb6a (このIDを非表示/違反報告)
チュロス(プロフ) - 雫さん» ああありがとうございまああああす!!本当におそチョロは書いてて楽しいです(笑)よろしければ引き続き応援よろしくお願い致します! (2016年4月13日 22時) (レス) id: 42e05dc459 (このIDを非表示/違反報告)
雫 - おそチョロ美味しいです!更新頑張ってください`∀´♭← (2016年4月13日 21時) (レス) id: f3a05c88b6 (このIDを非表示/違反報告)
チュロス(プロフ) - ふらっぺさん» そうですよー!夫婦ですよー!!(笑)おいしいですよね^q^コメント、ありがとうございます!またお願い致します^^ (2016年4月12日 7時) (レス) id: 42e05dc459 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:チュロス | 作成日時:2016年4月10日 18時