第三章.君へ(2) ページ19
「………あ、雪だ」
再び目を開いた頃には、すっかり外は暗くなっていて。
でも、よく見ると白くて綺麗なものが空から落ちてきている。
僕は思わず外に出て、そっと手にその雪をのせた。
その雪は、少し形を残しながら、ゆっくりと消えていってはまた、新しい雪が僕の手に降り立った。
昔から、寒いのは嫌いでもこの「雪」という存在は目にするだけで心を踊らせてくれる。
「綺麗、だね」
誰に聞かせる訳でもないこの声を、どうか…どうか、この雪にのせてアイツの元に届いてはくれないだろうか。
いくら笑っても、いくら泣いても。
どう足掻いたって、アイツにはそれは伝わらなくて。
抱きしめてくれなくて。
だけど、出て行ったのは僕の方であって。
本当に…バカだな。
一人で過ごす冬って、こんなにも寒いものなんだね。
僕は、誰にも聞こえないように見つからないように声を押し殺しながら涙を流した。
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チュロス@3ds垢(プロフ) - 這いよるマグロ華飛さん» 別アカ失礼致します。二度目のコメント感謝です!そう言って頂けて本当に光栄です。こちらこそありがとうございました!次作も、よろしければまた応援の方よろしくお願い致します^^ (2016年5月2日 22時) (レス) id: 42e05dc459 (このIDを非表示/違反報告)
這いよるマグロ華飛(プロフ) - はぁぁぁ!完結お疲れ様でしたぁぁぁ!最高でした…もう…たまらんです…素敵な作品をありがとうございました… (2016年5月2日 21時) (レス) id: 9e2f5dbb6a (このIDを非表示/違反報告)
チュロス(プロフ) - 雫さん» ああありがとうございまああああす!!本当におそチョロは書いてて楽しいです(笑)よろしければ引き続き応援よろしくお願い致します! (2016年4月13日 22時) (レス) id: 42e05dc459 (このIDを非表示/違反報告)
雫 - おそチョロ美味しいです!更新頑張ってください`∀´♭← (2016年4月13日 21時) (レス) id: f3a05c88b6 (このIDを非表示/違反報告)
チュロス(プロフ) - ふらっぺさん» そうですよー!夫婦ですよー!!(笑)おいしいですよね^q^コメント、ありがとうございます!またお願い致します^^ (2016年4月12日 7時) (レス) id: 42e05dc459 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:チュロス | 作成日時:2016年4月10日 18時