【ハイキュー!!】猫、結婚しました【菅原孝支】

６１久しぶり　貴女side ページ3

斗「母さん、俺外で父さんとバレーするから飯の時呼んで！」

『はい…怪我しないでね？』

斗「解ってるって」

バレーボールを小脇に抱えた結斗が元気よく外に出ていく

外には孝支がいて結斗が出てくるのを今か今かと待っていたらしく笑いながら結斗にタックルしている

怪我させないでね

よく晴れた空を結架を抱っこして眺める

『今日のおやつは何にしますか？』

架「…ほとけーきがいい！」

『ホットケーキ？今日は暑いからなー・・」

架「がとーちょこら!!」

ガトーショコラと言おうとして噛んだのだろう

『冷たくしておこーか？』

架「うん!!」

元気にうなずいた結架と一緒にキッチンの調理台に立つ

なぜかスイーツの名前だけ詳しく覚えてしまった結架

私がよくお菓子を作るので知らず知らずに覚えてしまったのだろう…

戸棚から型と量りを取りだしテーブルに並べる

手伝いを名乗り出た結架にチョコレートを割ってもらい

それを包丁で切り刻む…楽しい…

ピンポーン

玄関に走る

結「やっほー！A」

清「こんにちわ！」

『あら…いらっしゃい！』

リビングまで話をしながら歩く

と言っても大した距離じゃないんだけどね…

結「なんか作ってるのー？」

清「チョコレート…ガトーショコラ?」

『せーかい！…今結架と一緒に…ってアレ結架!?』

架「こん…にちわ…」

そーだ…この子は誰に似たのか人見知りがすごいんだった

清「こんにちわ、何歳？」

架「にさい…です」

結「可愛い―」

『よかったねー結架ー』

結架は嬉しそうにうんと頷く

『そーだ…一緒に作る?』

結「いいの?!作る作る!!」

清「いいなら私も」

架「みんなもいっしょー？」

『そーだよ、一緒だよ』

皆で作業を分担しながら作る

『そういえば今日はなんでこんなに急に？』

結「朝ね？大地がさーいきなり何を思ったのか菅んち行くぞって…いきなりいうもんだからさーびっくりしたんだよ」

清「私は巻き込まれた」

『あらまー…でその旦那さんは？』

道「外で菅原たちとバレーしてる、バレーボール見たらジッとしてられなかったみたい」

外で結斗たちと…

また謎の話してたりしてねー

ここ最近会ってなかったこともあってか自分の歳を忘れてガールズトークに走りそうになる

肩に生地を流し込んでとんとんと空気抜きをする

架「やくのー？ちんてする？」

『するよー』

予熱の終わったオーブンに型をセット

『スタート！』

結「どうする?語る?」

清「語ろう!!!!」

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