【ハイキュー!!】猫、付き合い始めました【菅原孝支】 (ページ25)

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４９嬉しくて…　菅原side ページ25

Aが倒れた後清水の呼んだ警察があいつらを捕まえた

警察にいろいろ聞かれたりして練習どころじゃなくて

今はAをおんぶして家に帰っているところだ

裸足しかも浴衣で走っていたとあってかAは疲れ切って寝ているようだ

まあ…帰ったころには起きるでしょ

それにしても無事でよかった

ぶっちゃけAがいないと俺は生きていけないからなー

『う…孝支…？』

菅「お…起きた？家着いたぞ」

『ん…おろして…』

菅「歩けるか?」

よたよたとおぼつかない足取りで歩きはじめる

裸足で路地裏走り回ったんだから足の裏は傷だらけだった

『うにゃぁ!?』

A歩きがあまりにおぼつかないのでサッと抱き上げてリビングのソファまで歩く

いわゆるお姫様抱っこってやつ

Aを俺の隣に座らせる

菅「左手見せて」

『？あい』

やっぱり…

菅「指輪落としたでしょ？」

Aの指に指輪をはめ直しながら言う

『あ…本当だ』

心臓がうるさい

上手く言えるだろうか…

菅「あのさ…A」

『……』

菅「俺が高校卒業してからになるけど…」

『うん…』

心臓が破裂しそうだ

菅「結婚…してくれないか？」

Aは口を開かない…ただただ俯いているだけだ

やっぱり…ダメなのか…

Aはゆっくり口を開いた

『…そんなの…』

俯いたままゆっくりとAはもごもごと呟いた

『そんなの…良いに決まってるじゃない…』

菅「え？」

『私…孝支と一緒に暮らして一緒に出掛けて…命まで救ってもらって…死ぬほど嬉しいのに…結婚とか…』

俯いたまま顔を真っ赤に染める

『嬉しくて…嬉しくて死にそうだよ…///』

菅「それは…イエスと受け取っていい？」

『…はい…///』

菅「おまっ…顔真っ赤だべー…そんなに嬉しかったんだ？」

頬を突っつきながら聞く

Aはさっき以上に顔を真っ赤にして俯く

近くにあったクッションを抱っこして顔を埋める

ゆっくり顔を上げてぼそっと何か呟く

『孝支の…バカ』

菅「…この」

頬に両手を添える

『…！』

そして短めのキスをする

菅「さってと…今日の夕飯は何かなー」

『このッ…唇泥棒ー!!』

俺は真っ赤になった顔を隠すようにソファから立って二階に逃げる

Aが騒いでいるけどここはあえてスルーで…

スルーしとかないと今顔見たら爆発してしまいそうだ