41寝顔 菅原side ページ17
目が覚める
想い瞼をゆっくり開けると目の前にAがドアップ
『ん…にゃ…あ』
まだ空は薄暗い
4時くらいだろうか
Aの寝顔を眺める
長いまつ毛に綺麗な唇…白い肌
視線を足の方にスライドしていくと少しはだけた浴衣からのびる足が目に入る
スリットがすごいことになっているので布団をかぶせて隠す
無防備だな…
皆まだ寝てる
寝顔でも見て回ろうとむくっと起き上がると横でAがピクッとわずかに動く
起こさないよう静かに動いたつもりだったが聞こえていたらしい
Aはあくびと伸びをしながら起き上り眠そうに目をこすっている
こっちを見て一瞬止まっ…
おいおいおい…Aの浴衣胸元がすごいはだけてるんですけど…
菅「A浴衣が…」
『…?……あ…』
気付いたのか慌てて布団を手繰り寄せる
『み…見た?』
真っ赤な顔で俯きながら一言
菅「見てないから…安心して…」
『……みんな寝てるね…』
まだ赤みの残る顔でちらちらとこっちを見ながら呟いた
菅「寝顔でも写メっとくか?」
『そうしよう…月島のとか役立ちそう』
菅「なんに使うつもりだよ…」
Aは影山の顔を覗き込む
普段と違って無邪気な寝顔…こんな一面もあるんだな…
『なんか可愛い…』
クスクスと笑いながらAが呟いた
Aが月島の顔を見ようと上から覗き込む
『……おはようございます…』
月「……はよ」
起きていたらしい
考えてみればかなりの至近距離だったしびっくりするのも仕方ないか…
Aは無言で鞄を掴んで襖を開けると
出て行った…着替えに行くらしい
月島が不機嫌そうな目でこっちを見ている
菅「……どうした?」
月「なんかしようとしてました?」
菅「寝顔見るとか言ってたな…」
月「すごい近かったですけど…」
菅「立つの面倒だったんだろ…」
月「写メったりしてませんよね?」
菅「してねえよ…する前にお前が起きたからな」
月島は無言で布団に入った
俺は目が覚めてしまったので便所にでも行こうかと襖を開けた
『…孝支…どうしたの?』
菅「便所行こうとおもっ…たん…だけど」
Aが浴衣のままそこに立っている
下に着替えが畳んでおいてあって着替えようとしていたのだろう
菅「Aって…浴衣好きなのか?」
『別に…動きやすいし涼しいから…』
菅「そう…着替えねえの?」
『うん…もうちょっとしたらみんな起きてくるだろうし…潔子の部屋で着替えてくる』
菅「わかった」
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ちゆり(プロフ) - はーい!じゃあぼーどで (2014年6月14日 1時) (レス) id: 18abc1b243 (このIDを非表示/違反報告)
ルノア(プロフ) - ちゆりさん» あとこれからはボードで話そうな… (2014年6月14日 1時) (レス) id: d757949fe8 (このIDを非表示/違反報告)
ちゆり(プロフ) - うん! (2014年6月14日 1時) (レス) id: 18abc1b243 (このIDを非表示/違反報告)
ルノア(プロフ) - ちゆりさん» おう!!よろしくな!!ちゆ! (2014年6月14日 1時) (レス) id: d757949fe8 (このIDを非表示/違反報告)
ちゆり(プロフ) - わかった!(ノ´∀`*)ちゆりのことちゆってよんでね!よろしくねルノア(^^) (2014年6月14日 1時) (レス) id: 18abc1b243 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:猫好き(黒ネコのみ) | 作成日時:2014年6月12日 22時