38．決める人 ページ38
ゴロッとガーデンのベンチで寝そべる
綺麗な青空に心地の良い風
寝るには最適な環境だと言うのに、、、
現在、私は、レオ君に嘘をついてしまったという罪悪感から、抜け出せずにいる。
"どうでも良くなった"なんて前回、言ってましたが、やっぱり嘘をついてしまった事には変わりないわけで、現状況になっているのである。
、、正直に言うべき?
でも、言えばいままでの関係が壊れてしまうかもしれない。
付き合えたとしても、アイドルの人気も落ちてしまうかもしれない。
私にとってリスクが高すぎる、、。
『仕方がない事だって、割り切るべきなのかな、、?』
「何がです?」
ひょこっと私を覗き込む形で現れたのは、女神のあんずちゃん。
最近、お互い仕事が多くて会えてなかったが元気そうで安心。
『やぁ、あんずちゃん。聞いてみたい?』
少し意地悪な顔をして、"別に私はどっちでもいいけどね！"という雰囲気をだす
正直言うと、聞いて欲しい。
今思うと、私って物凄く面倒臭い性格してるような、、
「、、、やっぱりいいです」
そう言って、彼女は180度回転して出口方向へと歩き出す
『ごめん、ごめん、ごめんって!ごめんなさい!?少しでいいんで、聞いて!?』
彼女の腰に腕を巻き付け、ズルズルと引っ張られながら、引き留める
最近のあんずちゃんは、少し当たりがきついです。慣れてくれたという証拠かな?だと嬉しいな
「、、、いいですよ。何です?」
あんずちゃんは、私の近くにあったベンチに腰掛ける
『ありがとう!女神様♪これは、友達の話なんだけど、』
「A先輩。それ、自分の話の時、恥ずかしいから友達に置き換える話し方です」
鋭いツッコミ。
ピシッと身体が固まった
いやー、あんずちゃんも成長したなー。
お姉さん、嬉しっ!
あっさり自分の話だとバレてしまった!
いや、まぁ流石に自分でも言ってて苦しいなとは思ったけど、、。
『まぁ、そうだね
私の話なんだけど、ある人に嘘をついてしまってね、、罪悪感から抜け出せないんだよ
でも、本当の事を話せば、関係が崩れてしまうかもしれないし、その人の活動に影響を与えかねないんだ
私は、ただ、その人に順調に活動して欲しいのに』
レオ君の無邪気な笑顔が浮かぶ
「その嘘、というのは、、まぁ聞かないでおきます。罪悪感があるなら話せばいいです
その人が順調に活動するかどうかは、結果次第。先の事なんて心配してても仕方がないです
決めるのは、その人自身なんですから。」
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SY(プロフ) - 翡翠さん» ありがとうございます!!頑張ります! (2019年4月5日 19時) (
レス) id: 393fa5d78e (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - 主人公ちゃんの性格が凄く好きです。これからの主人公ちゃんの行動を楽しみにしてます。更新頑張ってください！！ (2019年4月5日 13時) (レス) id: 557ad2f8ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SY | 作成日時：2019年3月15日 4時
