21．怪我 ページ21
あんずちゃんから、お願いを受けてから数日
学内で、あんずちゃんが怪我をしていると噂になった
そして現状況
「あんずが、毎回怪我してるのはなんでなんだ‼」
Tricksterの皆様が、わざわざ教室までおいでなさって、怒鳴りつけてくれた。いや、そうなる事は分かったけどね!
ご苦労さまでーす！
『彼女の仕事の為だよ』
そうアイドルの為だ
彼女は、他学科の女性の一部からは良くない目で見られている
何もされなければ無視をしておけばいいが、手を出された結果、現状況が出来上がっている
だから彼女自身、ある程度強く在らねばならない
まぁ元々、精神面では図太い所があるみたいだし、鍛えるのは身体面だけでも良さそうだが。
「プロデューサーに怪我させる事が、仕事の為になる訳がないだろう」
氷鷹君が、私の机をダンッと叩く
まぁ、彼等からすれば仲間を傷付けられてるかもしれないのだ
『プロデューサーを気遣う事は良い事。でも、貴方達は、その本当の意味を理解してる?』
プロデューサーとは、アイドルを支え応援する存在だ。
だから、自身が傷付きアイドルが駄目になる状況は好まない。
つまり彼等が今すべき事は、プロデューサーが強くある事を応援しながらも、アイドルとして立派に輝く事だ。
「どういう意味だ?」
氷鷹君と明星君は、まだ理解出来てないらしい
でも、ちゃんと理解している人もいる
チラリと、後方の2人を見る
大丈夫。これでTricksterもちゃんと輝ける
私が今まで見てきたアイドルから見たプロデューサーは、あんずちゃんの様に大切な存在ではなかった。
プロデューサーは、仕事であり能力だった。
極めて事務的であり、怪我をしても誰かに危害を加えられても、別にアイドルはプロデューサーに興味を示さない。
ただ仕事をすれば良いのだから。
『怪我の原因が知りたいなら、彼女を見に行けばいいよ。今は、体育館辺りじゃないかな?』
そう言って、Tricksterの皆を教室から追い出す。やれやれ、全く、ちゃんと働いたからなー鬼畜天使よ。
ゲッソリとしながら、机に伏す。
机の上は、ひんやりと冷たく気持ちが良い
「ふふ、Amazing!!貴方の日々樹渉です♪」
、、、うわぁ、面倒臭いの来た
『ビックリ野郎。とりあえず、この前の鳩の群れ、君の仕業だろ。何の嫌がらせだ』
「ふふ、私からプレゼントです。うちの氷鷹北斗君を虐めてくれるらしいので、つい」
『虐めてない上に要らないプレゼント‼』
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SY(プロフ) - 翡翠さん» ありがとうございます!!頑張ります! (2019年4月5日 19時) (
レス) id: 393fa5d78e (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - 主人公ちゃんの性格が凄く好きです。これからの主人公ちゃんの行動を楽しみにしてます。更新頑張ってください！！ (2019年4月5日 13時) (レス) id: 557ad2f8ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SY | 作成日時：2019年3月15日 4時
