002 ページ3
...
私が週1で働いているお店の本店がここ、ヨコハマにあり、書類を届けるだけの仕事だったのですぐに終わった。
なんでこんな雑用を、というか郵送すればいいのに、と思ったが金銭的に余裕が無いらしく、私に頼んだ方が良いと判断したみたいだった。
今回の恩はちゃんと返す、と言われたからには行くしかなかったし。
現在の時刻は7時を回っているところだった。
今から帰れば8時には帰れるかなあ、なんて呑気なことを考えていた最中、背後から声をかけられた。
「よぉ、山田ぁ、元気にしてたかよ?」
『……だれ、おまえ』
どこかで顔を見たことがあるような人だが、いまいち思い出せない。
見た目と喋り方からして、私とケンカした奴なんだろうけど……。
「わかってねえならちょうどいい、来いよ」
『私が行く意味なんてない』
「お前もうケンカしてねえんだろ?ここで大事にしてやってもいいんだぜ?そしたらどうなるかなあ……」
ああ、うざい。本当に。
遠回しに、というか煽るように言っているが、ここで断れば私のことをイケブクロで言いふらすとでも言っているのだろう。
実に低能だ、こんなやつと関わりを持ってたと思うと吐き気がする。
ここでこいつをぶっ倒しても言い訳だが、まだ人通りも多い。
渋々私はそいつについて行った。
────────────────
連れてこられたのは倉庫のような場所だった。
そこにはチンピラが軽く20人はいた。
いやだからめんどくさいって。早く帰りたい。
さっき声をかけてきたやつが主犯格(?)らしく、そいつが声を上げると一斉に私に向かってきた。
ああ、もう嫌だ。イライラする。
兄ちゃん、二郎、三郎、ごめん。
ケンカ、しなきゃいけなくなっちゃった。
...
564人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
椏萌☆紅弥 - d(^ω^dΞΞb^ω^)bシュッシュッ (2018年10月5日 23時) (レス) id: d67f03efe8 (このIDを非表示/違反報告)
錐 - wwwww一郎(`・ω・´)bグッ (^ω^)ブフオwwwwwwwwwww (2018年10月2日 22時) (レス) id: d8fc200821 (このIDを非表示/違反報告)
椏萌☆紅弥 - 一郎( ο`ωο)bグッ (2018年10月1日 22時) (レス) id: d67f03efe8 (このIDを非表示/違反報告)
琴葉 - 一郎www親指立てちゃダメでしょwwww (2018年9月18日 19時) (レス) id: cc1af6d8b8 (このIDを非表示/違反報告)
Envy(プロフ) - めちゃ続き気になります…!!更新頑張ってくださいね! (2018年7月11日 2時) (レス) id: e34a9a5e9f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作成日時:2018年7月10日 18時