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見入るつもりはないのに、目は逸らせなくて。
聞くつもりもないのに聞こえてしまう距離から足はうまく動かなくて。
・・・ただ、心臓がうるさい。
女「でね、そこがすごい美味しいって評判なの」
TH「へぇ〜、そうなんだ！ここから近い？」
女「うん！ね、今度一緒に行ってみない？」
TH「ん〜、俺忙しいから」
女「えー、最近全然遊んでくれないじゃん〜。また遊ぼうよ〜」
猫撫で声の女の子がテテの腕に絡みついて、彼女が得意としてるだろう上目使いで訴えてる。
普通だったらそんなところは見たくない思ったり、やめてよと彼と彼女の間に割って入るのかもしれない。
だけど、私は。
「・・・お似合いだ、」
私を選ぶよりテテにとってはずっといい選択に思えて。
ポツリと呟やけばさっきまでうるさかった心臓は急に大人しくなって、頭が冴えるような感覚がする。
そうだよ、簡単じゃない。
彼の隣が心地良い理由や手を離せない理由を考えるより、この方がわかりやすい。
私より、他の子がテテには合うと思うから。
それだけ。
それだけなのに、胸の奥が重たくて苦しくなってくるのはなんでだろ。
来た道を戻ろうと一歩下がれば‘あ、ヌナ！’と私に気付いたテテがいつものように呼ぶから二人と目が合ってしまって、彼は女の子からするりと抜け出して駆け寄って来た。
TH「ヌナ、もう仕事終わり？」
「あ、ううん、まだ」
TH「そっか、後で迎えいってもいい？」
「あー、いや、それより、ほら、」
と、取り残されてる女の子の方に視線を移すと、うわ、めっちゃ睨んでるじゃん。
TH「ん？・・・あ、そう、さっきね、おいしいお店教えてもらったんだ〜」
女「ちょっと！テヒョン君！忙しいんでしょ！？」
TH「うん、ヌナといるのに忙しいんだけど？あ、お店の場所ってどこだっけ？」
女「はぁ？何それ！？」
可愛い声も顔もすっかり消え去り、今は般若顔の彼女。
カツカツと近寄って来ると香るきつめの香水が鼻をむずむずさせるから顔を伏せて。
女「ねぇ、あなた、テヒョン君のなに？彼女？」
「あー、私は、」
TH「俺のだーい好きな人！これから彼女になるんだよ。だから、」
‘もう話しかけてこないで？’とはっきり言った彼は、良い事言ったとでもいうように満開の笑顔を唖然とする女の子に向けて、私の背中に手を添えて‘いこー’と歩き出す。
・・・私、背中から刺されないよね？←
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じょんくっく - 純愛じゃこりゃ。やられた。最初はただ…うん。でもだんだんほのぼのしてきてまじでやられた。← (2019年10月5日 0時) (
レス) id: c461f78c89 (このIDを非表示/違反報告)
ほうじ茶 - テミンっていったらSHINeeのテミンしか… (2017年12月3日 22時) (レス) id: 5f77ff8aa9 (このIDを非表示/違反報告)
いっちゃん - あいよ！さらばじゃ！続編で会おう！←誰？ww (2017年11月12日 22時) (レス) id: 3d31ebd9bc (このIDを非表示/違反報告)
アウラ(プロフ) - いっちゃんさん» ヌナでしょ！とかミンギュあたりに言われそうで言えないｗｗｗいや、私もコンがこの年末多いから何枚積めるか・・・。雑食は大変だよね(>_<)お互いどこかで当たりますように☆また2でお話ししましょ〜＾＾ (2017年11月12日 21時) (レス) id: 32a01a5ded (このIDを非表示/違反報告)
いっちゃん - めっちゃ送ってごめんなさいTTオンニも何かのグループ当たったら私の分いってほしい！ (2017年11月12日 20時) (レス) id: 3d31ebd9bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アウラ
| 作成日時：2017年9月24日 11時
