第三十七話「討論」 ページ39
そうして、私は新選組へ身を置くことが許された。
ぐるぐる巻きにされていた縄を解いてもらい、私には新しい部屋が用意される。
なにしろ、屯所が最近移転したばかりで部屋があまってるそうなのでお言葉に甘えてその部屋を使わせてもらうことにした。
とはいったものの、私の怪我は起き上がることすらできないくらいにひどく、
何週間かはその部屋に閉じこもった状態であった。
沖田「というわけで、今日は僕と千鶴ちゃんが見張りだよー」
千鶴「Aさんっ！なにか欲しいものがあったらなんなりとお申し付けくださいね！」
毎日二人ずつ交換で見張りが行われる。
千鶴も最初こそ私と顔をあわせないようにと土方が配慮していたが・・・
・
千鶴「なんで私とAさんを合わせようとしないんです！？」
土方「てめぇだってわかってんだろ。アイツはお前のことを狙っていた鬼の一人だぞ？」
千鶴「でも、土方さんはAさんが此処にいることを認めたんですよね、なら、私にも会わせてください」
土方「駄目だ。」
千鶴「・・・土方さん、私も新選組の一員です、守ってもらうばかりじゃなく、私にだってできることがあります！！
私は、Aさんを救うことが私にしかできないことの一つだと思ってます。」
土方「・・・」
千鶴「土方さん。お願いします。」
・
そうして土方が折れ、千鶴は私の見張り(看病)へ来てくれるようになった。
私はまだ千鶴と話したことはない。
傷が広がってしまう為、今はあまりしゃべらない方がいいそうだ。
・
沖田「にしても怪我の治り遅いねぇ。人間でもこんだけ経ってたらもうちょっと治ってるんじゃないの？」
千鶴「はい・・・。お薬もなかなか効かない体質なようで・・・」
・
こうしてたくさんの人に見張りという名の看病をしてもらいながら何週間、たっただろうか。
新選組の中で伊東派が分裂し始まっている頃、
ようやく私は一人で歩けるくらいに回復した。
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鎖月零(プロフ) - 柚翔さん» 返信遅れてすみません！！コメントありがとうございます(´｡･v･｡｀)更新頑張ります！ (2015年7月8日 12時) (
レス) id: bf34af8d05 (このIDを非表示/違反報告)
柚翔 - この作品おもしろいですね！ (2015年5月6日 22時) (レス) id: b3c4fb2e98 (このIDを非表示/違反報告)
鎖月零(プロフ) - 沖田一さん» ありがとうございます！一君、これからばんばん活躍していくので、是非ヽ(=´▽`=)ﾉこれからも更新頑張ります！ (2015年3月14日 23時) (レス) id: be1d50e619 (このIDを非表示/違反報告)
沖田一 - キャァァァー、斎藤さん、可愛すぎる！(・∀<♭) 応援してます！頑張ってください！ \(*´∀`*)/ (2015年3月12日 22時) (レス) id: 3c29be49e6 (このIDを非表示/違反報告)
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