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グリムちゃんと二人で笑いながら、パーティーの会場へ向かうと。


もう既に準備を終えたらしい皆が私たちを待っていた。




「ん、主役の登場だな」


『……わぁ。美味しそうな食べ物がいっぱい……!』




入り口付近で待っていたエースくんとデュースくんが私の手を引いて、中へ向かう。


白いテーブルクロスが引かれた机の上には、所狭しと美味しそうな料理が並べられている。


それに目を輝かせれば、隣でエースくんが吹き出した。




「それは、バイパー先輩とクローバー先輩。それから、ブッチ先輩が腕によりをかけてくれたそうだ」


「そーそー。味の感想も聞かせて欲しいってさ」




デュースくんの説明に、エースくんが補足を加え。


私は頷いて、案内された席に座った。周りに座る皆が、優しい顔で私を見つめる。


そのタイミングで、ユウちゃんが立ち上がって笑った。




「それじゃあ、Aちゃんが生まれた記念日に。……乾杯!」




ユウちゃんが手に持っていたのはオレンジジュースで。その声に合わせて、皆も手元にあったコップを突き上げる。


私も、それに倣って置いてあったコップを上にあげた。……オレンジジュースかな、これも。




「まずプレゼント渡しますか?」


「そうだね、それが良いだろう。……じゃあ、僕たちから渡そうか」




近くに歩いてきたユウちゃんが、席に座っていたリドルさんに話しかける。


リドルさんは頷いて、ゆっくりと立ち上がった。


それに続くのは、ハーツラビュルの面々。それぞれ、手にはプレゼントを持っているようだった。




「じゃあ俺からでいいー?……俺からは、これ!ワインボトル型のハーバリウム!」




最初に前に出たのは、ケイトさんだった。


その手には、水色の花やレース。ビーズなどがオイルに浮かんだ、綺麗なハーバリウムが。




『……綺麗』


「でっしょー?これ、Aちゃんイメージして作ったんだよね」


『……ぇ、ケイトさんが……?』


「そーそー。我ながら力作、みたいな?」




ハーバリウムを受け取って、太陽の光にかざす。きらきらと光を反射するそれは、本当に綺麗だった。


ありがとうございます、と頭を下げるとケイトさんは照れたように頰を掻いて。


私の頭に、ぽんと手を置いた。




「んーん、全然。……お誕生日おめでとう」


『ありがとうございます』




もう一度頭を下げると、ケイトさんはにっこり笑って。手をひらひらと振った。

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- 夢主に恋愛感情持ってるやついるの草ァ…カリムはともかくレオナとか絶対分かっててあげてるだろ。 (2022年6月6日 23時) (レス) @page17 id: 745f3a4c41 (このIDを非表示/違反報告)
麗亜 - 犬って女の子も、good booyって言うらしいです。 (2022年1月10日 17時) (レス) @page18 id: 436e3086c5 (このIDを非表示/違反報告)
桜澤(プロフ) - 誕生日会……最高すぎません?……素晴らしすぎて終始微笑んでるんですけど。ほかの作品も順に見てるんですが、主様。天才脳をお持ちでは無いですか?最高楽しい幸せ癒しです! (2020年11月28日 12時) (レス) id: 20b9b01cf5 (このIDを非表示/違反報告)
零夜(プロフ) - 鬱アニメ、某魔法少女!?!?まどマギですか!?!?!(覚えてない) (2020年11月27日 0時) (レス) id: be63cd896a (このIDを非表示/違反報告)
printemps(プランタン)(プロフ) - チーズ鍋さん» ありがとうございます!! (2020年11月22日 23時) (レス) id: adf0bec428 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:チーズ鍋 | 作成日時:2020年10月23日 0時

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