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「似合うじゃねぇか、A」
「本当っすねぇ。これはもう、サバナクロー寮生になった方が良いんじゃないっすか？」
私の側へやって来た二人は、にやにやと笑いながら私の手を取る。
それに反論するのは、他の寮の人たちで。少し悔しそうな顔をしながらも反対だと告げた。
「似合ってるのは全面同意ですが、サバナクローへの転寮はいささか早計がすぎるのでは？」
「何あれ、あんな海賊いたら宝物とかすぐ渡すわ」
「まじ可愛い。写メ撮って良い？」
「ふふ。大きなサイズの服を着ることで、君の華奢さと線の細さがより分かるね。スカートから伸びる足も美しい。ボーテ、百点！」
口々に私を褒める言葉が聞こえてきて、少し照れ臭くなると同時に胸が温かくなるのを感じていた。
ジェイドさんがレオナさんたちから私を引き剥がして、ゆっくりと抱き締める。その一連の様子を、ケイトさんが笑顔で撮っていた。
さて、そんな私たちに近づいてジャックくんがにやりと笑う。
「A、さっき廊下ですっげぇ可愛いことしてたんすよ」
『……ジャックくんに裏切られるとは思ってなかった』
思わず早口でそう溢せば、ジャックくんは素知らぬ顔で向こうを向いてしまった。許さない。
ジャックくんの言葉に、皆が少なからず興味を持ったようで。じり、じりと此方へ寄ってくる数人。
ヴィルさんが「A、アタシたちにも見せてくれるわよね？」と不敵に笑った。その笑顔に逃げられないと悟った私は、早く終わらせようと剣を抜く。
『や、あの、こう。……野郎ども、ぶっ潰せー！……ってやってただけ……そんな生暖かい目で見ないでください』
私が再現したことを、皆は生暖かい目で見つめる。そう、それは子どもがヒーローごっこをするのを見守る親のような。
途端に居た堪れなくなって、私はまた別室へと向かった。
三着目。オクタヴィネルの衣装。
今度の衣装は、スタイリッシュな服だった。中に着るのは黒色で、その上からストライプ柄のシャツを羽織る。
……あぁ、成る程。これはマミーの仮装か。
一人で頷いて、足早に談話室へと戻る。皆からの視線が、また私に集まった。
『……どう、ですか？』
恐る恐る声をかける私に、アズールさんとフロイドさんが近づいて来る。
アズールさんが「素晴らしい」と笑った。
「似合っていますよ、Aさん」
「ちょー良い感じじゃん。オクタヴィネルに来る？」
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さ - 夢主に恋愛感情持ってるやついるの草ァ…カリムはともかくレオナとか絶対分かっててあげてるだろ。 (2022年6月6日 23時) (
レス) @page17 id: 745f3a4c41 (このIDを非表示/違反報告)
麗亜 - 犬って女の子も、good booyって言うらしいです。 (2022年1月10日 17時) (レス) @page18 id: 436e3086c5 (このIDを非表示/違反報告)
桜澤(プロフ) - 誕生日会……最高すぎません？……素晴らしすぎて終始微笑んでるんですけど。ほかの作品も順に見てるんですが、主様。天才脳をお持ちでは無いですか？最高楽しい幸せ癒しです！ (2020年11月28日 12時) (レス) id: 20b9b01cf5 (このIDを非表示/違反報告)
零夜(プロフ) - 鬱アニメ、某魔法少女！？！？まどマギですか！？！？！（覚えてない） (2020年11月27日 0時) (レス) id: be63cd896a (このIDを非表示/違反報告)
printemps(プランタン)(プロフ) - チーズ鍋さん» ありがとうございます！！ (2020年11月22日 23時) (レス) id: adf0bec428 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チーズ鍋 | 作成日時：2020年10月23日 0時
