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D.C
「……え」
たっぷり拍を置いて私の口から出たのは、そんな間抜けな声。Aさんが、くすくすと笑う。
周りもざわつき出すのが分かった。
そんな騒めきなど意に介さず、Aさんは私の腕にゆっくり胸を押し付ける。たわわな胸が、小さく揺れた。
待て待て待て。待ちなさい、ディア・クロウリー。
貴方は教師ですよ。いくらAさんに他の生徒とは少しだけ違う感情を抱いているからと言って、生徒にそう言った感情を持つのは違うでしょう。
『ディア？』
何の反応もない私を不思議に思ったのか、Aさんが首を傾げながら私を見上げる。
その甘えたような声に、仕草に。速くなった鼓動は、本当に正直ですね。
Aさんは私を見上げたまま、ぐりぐりと額を私の腕に押し付ける。
『ディア、聞いてる？』
「……聞いてますよ、Aさん」
『ふふっ、さん付けなんて久し振りだぁ』
私が何とか言葉を返すと、Aさんは嬉しそうに笑う。
そのまま私を見上げて、少し悪い笑みを浮かべた。
『……A、って呼んでくれないんだ？』
こてん。そう表現できそうなほど可愛らしく小首を傾げるAさん。
その愛らしい姿に、抱きしめたい欲が現れた。勿論、そんなことが出来るわけないのだが。
けど、Aさんにはそんなことお見通しのようで。『えい』と可愛らしい掛け声と共に、Aさんは私に正面から抱きつく。
『夫婦なんだから、抱きつくくらい良いでしょ』
「夫婦、ですか。……まさか私、卒業前の貴女に手を出したりなんて」
『あははっ、してないよ。ディアが私に告白するのは、私が卒業した直後だったかなぁ』
夫婦。あまり慣れない単語ですね。
私が誰かと結婚するなど、あり得ないと思っていたのですが。……でも、まぁ。
Aさんと結婚が出来たとしたら、とても幸せなのでしょうね。
「でも、私にそんなことを言ってしまっても良いのですか？未来が変わってしまったりだとか」
純粋な疑問を投げかけると、Aさんはキョトンとした顔をして。
それから『あぁ』と頷いた。何だか軽いその感じに、思わず笑いがこみ上げる。
『良いんじゃない。だって、昔の私も今頃ディアに食べられているだろうし』
「……え？」
『確か、深いキスくらいまでならされてたと思うけど。……ディア、手が早いから』
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さ - 夢主に恋愛感情持ってるやついるの草ァ…カリムはともかくレオナとか絶対分かっててあげてるだろ。 (2022年6月6日 23時) (
レス) @page17 id: 745f3a4c41 (このIDを非表示/違反報告)
麗亜 - 犬って女の子も、good booyって言うらしいです。 (2022年1月10日 17時) (レス) @page18 id: 436e3086c5 (このIDを非表示/違反報告)
桜澤(プロフ) - 誕生日会……最高すぎません？……素晴らしすぎて終始微笑んでるんですけど。ほかの作品も順に見てるんですが、主様。天才脳をお持ちでは無いですか？最高楽しい幸せ癒しです！ (2020年11月28日 12時) (レス) id: 20b9b01cf5 (このIDを非表示/違反報告)
零夜(プロフ) - 鬱アニメ、某魔法少女！？！？まどマギですか！？！？！（覚えてない） (2020年11月27日 0時) (レス) id: be63cd896a (このIDを非表示/違反報告)
printemps(プランタン)(プロフ) - チーズ鍋さん» ありがとうございます！！ (2020年11月22日 23時) (レス) id: adf0bec428 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チーズ鍋 | 作成日時：2020年10月23日 0時
