家政婦から嫁になりました【灰谷蘭】

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イ「ねぇ…蘭と竜胆いっしょに来たの？」


蘭「や、車は別。さっき合流した。」


『他のみんなも来る…？』


竜「マイキーと三途は呼ばなくても来るはず。笑」


蘭「…どーせ後でみんなで飲むしょ？
さっきココに連絡して飲み会の準備任せといた。」


獅「さすが蘭。」


半「後ほどおじゃましまーす。笑」


若「なぁ、あっち…何か来たんだけど。笑」


乾「…目立つ。笑」



ワカくんとイヌピーさんの視線の先を見ると
浴衣を来た春千夜がこっちに歩いてきてる。

そしてみんなの輪に入るなり「お前連絡ぐらい返せ」
って私の髪をくしゃりと撫でてきた。



『ごめんね…スマホ没収されてたから。』


春「…知ってる。心配した。」



春千夜もきっと、これまで私に何があったかを
大体は分かってるんだと思う。

そして蘭さんも竜胆さんもだけど
浴衣を着てくる辺り勘の良さが窺える。

あと、イヌピーさんが言ってたみたいに
イザナくんのことをよく知ってるんだろうなって。

3人とも私を心配して来てくれたことが嬉しい。



春「…つか何、お前らのその髪型。」


竜「それ。みんな懐かしい髪してる。若作り？」


若「派手髪のお前らに言われたくねーわ。笑」


乾「祭りに来る前、みんなで美容室行った。」


獅「Aに髪決めてもらったー。」



私が3人の髪型を決めさせてもらったこととか
美容室での出来事を話してたんだけど。

話しながらあることに気付く。



『そういえば…3人とも顔隠さずに来たの？』


竜「うん。まぁ人少ないとこ選んで歩いて来たけど。」


『…誰にもバレなかった？』


蘭「多分。」


春「俺声かけられたけどスルーした。」



……やっぱり。笑



『後でみんなで射的に行くんだけどね…』


竜「おー、行こ行こ。」


春「欲しいもん取ってやる。」


『その前に…ちょっと待ってて。』


半「………。笑」


蘭「……？」


イ「…A、3分で戻ってきてね。」




私は再び屋台に走り
例のものを購入してみんなの元へ戻った。
そして買ったお面を3人に差し出す。




蘭「ぁー…なるほどね。笑
何でみんな頭にお面付けてんだろーとは思ってたけど。」


春「A、これ…他なかった？」


『◯◯レンジャーのお面は売り切れてたの…
サン◯オとかプリ◯ュアはあったけど。』


春「……俺、アンパンマ◯でいいわ。笑」


竜「俺バイキンマ◯がいい。」


蘭「じゃあ俺ショクパン◯ン。笑」




…なんか、ごめん。でも許して。笑


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