家政婦から嫁になります【灰谷蘭】

朝ごはん ページ18

.




春「…んだよ、何で揃ってんだよ。笑」



後から春千夜も来た。

春千夜は最近ちょこちょこ来るようになったんだよね。



『春千夜、おはよー。』


春「…はよ。」


竜「は…？お前も来てんの？」


春「……たまに。」


『…こんな揃うことないんだけどね。笑
でも毎朝誰かが来てるよ？』


竜「まじ…？」


万「蘭は見張りのために早起きしてんだよねー♡」


蘭「お前らがAにちょっかい出すからだろ…」


鶴「蘭、規則正しい生活できてよかったじゃん。笑」


九「俺らのお陰だろ。」


春「…たまに蘭起きてこねぇ時あるから
その時はAにちょっかい出してる。」


万「俺もー♡」


蘭「…殺すぞマジで。」


『ふふ…賑やかでいいね。笑』



みんなでテーブルを囲んで朝ごはん。
なんか嬉しくて、自然と笑みが溢れる。
モッチーさんと明司さんはいないけど。笑



鶴「朝メシもだけど、Aに癒されたくて。」


九「それな。」


万「みんなAが好きで会いに来てる♡」


竜「…俺も早起きしようかな。」


蘭「それが嫌だから、最近本気で引っ越し考えてる。
Aと2人で住むために。」



蘭さんの一言でその場がしんとなる。

するとマイキーが、テーブルにお箸をバシッと置いた。



万「無理！！それ許可しねーよ？」


竜「無理無理無理無理。」


春「…だったら俺も引っ越す。」


蘭「引っ越し先は死んでも教えねーよ。」


九「蘭が死んだら俺がAのこと引き取る。」


鶴「その時は俺にもA貸してー。」


竜「だめ。さっき約束したもん。
俺とずっと一緒にいるって。あと夫婦ごっこする。」


蘭「は…？笑」


万「えーーなにそれ俺もしたい！！」






『ねぇ…、皆なんだかんだ仲良しだよね。笑』





私はみんなの会話を目の当たりにして
ニヤニヤが止まらない。




万「元々仲悪くはないよ？仲良くもねーけど。」


鶴「やっぱAが来てから変わったよな。」


九「確かに。明るくなった？
自分で言ってて引くけど。笑」


『世の東リベファンは、梵天のみんなが
こんな感じだとは思ってないと思うよ。笑』


万「裏では俺らがAにメロメロなこととか？♡」


鶴「みんな表でカッコつけすぎだもん。」


春「お前が一番気取ってねぇ？笑」


鶴「だってかっこいいと思われたいし。」


九「三途と竜胆は割と素な気がする。」


蘭「三途はただのガンギマリじゃん。」



ちなみに…もう皆ご飯食べ終わってます。笑




.

・→←・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す