第4話 心配。 ページ8
「はぁ・・・はぁ・・・はぁ
・・・はぁ・・・」
「だ、大丈夫か?」
オレンジの奴が聞いてくる。
少し、ぼうっとしていた様だ。
「は、はい。大丈夫です。理事長室教えてくれませんか?」
早く、挨拶して帰りたい。
「あ、嗚呼。あ、僕の名前は浅野学秀だ。」
ふーん。別に興味ない。
何かインテリっぽいし。
「あ、私の名前は白月Aです。」
「判った。付いてきてくれ」
*
「ありがとうございます。それでは。」
道を案内してもらい、今は、理事長室前。
ペコリ。と、礼をして、ノックをする。
「入って下さい。」
部屋の中から、理事長と思しき声が聞こえてくる。
「失礼します。」
部屋に入る。
凄く広い。でも、首領の部屋に比べたら、まだ小さい方。
部屋には、理事長が居た。
「君が、3年E組の転校生かい?」
「はい。武装探偵社の、白月Aと云います。」
「そうか。白月君。君の頭の良さは、天才レベルだね。私の息子を超えるよ。」
息子?
確か、理事長様の名前が、浅野學峯で、さっき会ったのが、浅野学秀・・・
そう云う事か。
「息子とは・・・?」
「嗚呼、浅野学秀君の事だよ。」
矢っ張り。
「そうですか。所で、E組は、何処ですか?校内を歩き回って居たのですが、E組と思しきクラスが、無かったので・・・」
「嗚呼、E組なら・・・・・・」
*
「はぁ・・・疲れた。」
私は今、坂道を登り続けて居る。
何故かと云うと────
*
「E組は、この坂道を登ったらあるよ。それじゃあ、頑張って下さいね。」
*
なんて、云われたからだ。
こんな坂道を、何も訓練していない中学生が登っていると考えると、私はまだまだだな。と思う。
「着いた・・・?」
漸く坂を登り終え、目の前にあったものは───
────凄くボロい、小さな校舎だった。
周りを見渡すと、黒いスーツを着た、男の人が立っていた。
「あ、あの・・・・・・」
話しかけてみる。
「ん?君は、今日来ると云われていた、転校生か?」
おお、此の人、凄く怖い。
威圧感と云うか・・・・・・
此の、有無を云わさぬ様な感じ。
「はい。」
「よし。付いてきてくれ。」
*
あの後、職員室へ行き、イリーナ(面倒臭いので、ビッチ先生と呼ぶ事になった。)と、標的が居た。
そして、今、銃音が鳴りまくる教室の前で、呼ばれるのを待っている。
────私、大丈夫かな?
───────
by無名
ごめんよさえ!二回も書いちまって!!
次、頼んだぞい!
★←無名が書いた時の印です。 第3話 様々な『視線』→←第3話 道に迷う人虎
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無名(プロフ) - 十六夜月夜さん» 返信遅れてすみません。ご意見も交えながら構成を練っていこうと思います。ご意見ありがとうございます (2018年9月26日 22時) (レス) id: 727e26ce18 (このIDを非表示/違反報告)
無名(プロフ) - みかげさん» 返信遅れてすみません。ご指摘ありがとうございます。次の更新の時に修正しておきます。 (2018年9月26日 22時) (レス) id: 727e26ce18 (このIDを非表示/違反報告)
無名(プロフ) - わっち(元あんぱん)さん» 返信遅れてすみません。ありがとうございます。いい作品が作れるよう、頑張ります (2018年9月26日 22時) (レス) id: 727e26ce18 (このIDを非表示/違反報告)
十六夜月夜(プロフ) - 律も味方に入れて欲しいです。彼女は録音とか出来そうだし...元々味方だったらすみません (2018年9月23日 11時) (レス) id: f9bc2076b3 (このIDを非表示/違反報告)
みかげ - 面白いんですけど、太宰さんは(私もですけど)芥川君のこと“芥川”じゃなくて“芥川君”って呼びますよ更新待ってます (2018年9月12日 19時) (レス) id: 9a6b1a518e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:無名 ★k.sae☆ 月桜 雪夏(セツカ) | 作成日時:2016年10月12日 17時