13【紫黄のお帰り】 ページ13
Aside
外に出るとSouさんが魔法で手に光のようなものを浮かべ、地面に落とした。すると周りがパッと明るくなった。さすが魔法だ。
S「んーとね、手をこうやって前に向けて、『フラワー・チルド』って言ってみて？」
『えっと……『フラワー・チルド』！』
S「お、できた！」
『わぁ…綺麗……！！』
Souさんの指示通り、手を前にかざし、呪文を唱えると、光の花が辺り一面に広がり、消えていく。すごいなぁ、と見とれているとｶｻｶｻと物音がして思わず、ビクッとする。
『今、なんか、』
「ちょっと明るすぎやって」
「目が焦げるで」
声がして、そちらを見つめると、身長が大きい、ゾンビのような、と考えていると、怖くなって、思い浮かんだ魔法を唱えた。
S「あ、」
『『ウ”ァンパイア！！』』
「え？は！？ちょ！！」
S「A！？」
咄嗟に叫んだとはいえ、まさか魔法だと思わなかったが手の先を見ると誰もいなくなっていて、ふいに後ろから人気を感じた。
「このクソ人間が。『ブァーナ・サイレント』」
「ちょ！！この子は、今日から一緒に住む子ですよ！？」
S「志麻くんっ！？」
『ひっ……』
志「あれ、なんかぐったりしてるわ」
S「そ、そらるさーん！！！」
誰かに魔法をかけられ、体が怠く、痛い。目を閉じると私を食べようとする吸血鬼。やめて、痛い…夢とわかっていても痛い、そう感じてしまう。ふいに、私を抱き上げたSouさん。っ、……こ、わい…あれ…
しばらくして目を覚ますと周りには私を囲むようにして座っていた。あのときの残像が残っていて、怖くなってしまう。
『ん………』
坂「あ！起きた！？大丈夫なん！？」
『っ、や、やめてっ……』
坂「っ、A、？」
セ「もしかして、志麻くん…」
志「……人間の怯えた顔が好きなんやって！」
そ「はぁ………」
『あ、の…部屋から出ていってください、…』
S「A、」
『い、や、……』
怖い。いざ自分が食べられるときはあんな感じだと創造してしまう。頬に触れた坂田さんの手を、振り払った。彼らの悲しい顔なんか見てないふりして。
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ちょこ - 更新が止まってます！戻ってきてください！続き楽しみに待ってます！(´;ω;｀) (2022年5月25日 17時) (
レス) @page23 id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
玲央(プロフ) - きったあああああああああ 一推しグルきったあああああああああ (2019年12月31日 15時) (レス) id: e6e1ae29a5 (このIDを非表示/違反報告)
恋花ﾚﾝｶ - 応援してます!すとぷりメンバーかな？続きが楽しみです! (2019年12月18日 11時) (レス) id: 1d9528a5e6 (このIDを非表示/違反報告)
なの(プロフ) - 雛さん» わああ!!コメントありがとうございます!!更新頑張ります!! (2019年12月14日 8時) (レス) id: 2bdc6ab8ba (このIDを非表示/違反報告)
雛(プロフ) - 更新楽しみにしています！！！もうこの作品好きすぎて発狂しそうです！！！（？） (2019年12月11日 6時) (レス) id: 5862d10b26 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なの | 作成日時：2018年7月2日 19時
