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11【人外からの偏見】 ページ11

Aside



あれから、お風呂に入り、少し談笑したりして、いざ寝ようとすると自分のベッドじゃないためか慣れず中々寝られなかった。階段を降りてリビングへ再び戻るとすでに12時をまわっていた。



さ「あ、Aっ!」


『坂田さん……あの、寝れなくて………』


S「あ、……えっと……」



次々と意見があがるなか、ふいにくいっと裾を引っ張られ、その犯人を見ればそれはそうさんで。頬を染め遠慮がちに口を開く姿は人間の私でも天使、そう思えてしまった。



『ふふ、そうさんとお話してますっ!』


S「……ありがとうございます!!」


『Souさん、』


S「なんですか?」


そ「お前らそれで敬語はやめろよ…w」


『そらるさん……黙っててください。ね、Souさん』



私が言えば「んなっ」と声を漏らしたそらるさんを無視してSouさんへ視線を戻した。ちょっと頼みごとを言ってみた。



『魔法、できますよね?』


S「できるよ?」


『ちょっとだけ、その力貸してくれませんか?使ってみたいんです。』


S「え、えっと……そらるさーん!!」


そ「……だめー。魔法の何がいいの。」


『なんでですか。綺麗じゃないですか!私の憧れなんです!!』


そ「人間なんかに簡単に貸せないんですー」



人間だから使っちゃだめなんてないはずだ。魔法は人間の憧れといっても過言ではないんですよ!!と思っているとluzさんが近寄ってきた。



る「俺の力使ってええよ。Souの魔力は制御難しいんやけど、俺のをちょっとわけるくらいなら大丈夫やで。」


『わっ……ありがとうございます!』


そ「ちょっ……luzのならいっか。」


S「………Aっ、」



luzさんから渡されたのは小さい光。私の手に置けば溶けたかのように手に吸収されていく。Souさんは少々、寂しそうにしながら手をひいてくれた。



S「魔法、綺麗?」


『綺麗じゃないんですか?光ってて、色が様々で、自由自在にできて……』


S「僕達からしたら綺麗なんて思えないんだよね」



何を聞かれたかと思えば手に氷河の魔法を浮かべているSouさん。私が答えれば手を握って魔法を一瞬にして消し去った。


『人間との違いですかね。もったいないですよ。こんな綺麗なのに。』


S「何それ、意味わかんないっ」


『わっ、ちょっと置いてかないでくださいよ!!』



やはり、人間との違いなのかもしれない。人外とは厄介なもので人間と全く違う物を好んだり、感じ方が違ってくるため、よく争ったと言われていた。


それを含めて、私はその2つを結ばなければならないのだろう。

12【人外という呼び名】→←10【理想の空想】



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ちょこ - 更新が止まってます!戻ってきてください!続き楽しみに待ってます!(´;ω;`) (2022年5月25日 17時) (レス) @page23 id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
玲央(プロフ) - きったあああああああああ 一推しグルきったあああああああああ (2019年12月31日 15時) (レス) id: e6e1ae29a5 (このIDを非表示/違反報告)
恋花レンカ - 応援してます!すとぷりメンバーかな?続きが楽しみです! (2019年12月18日 11時) (レス) id: 1d9528a5e6 (このIDを非表示/違反報告)
なの(プロフ) - 雛さん» わああ!!コメントありがとうございます!!更新頑張ります!! (2019年12月14日 8時) (レス) id: 2bdc6ab8ba (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 更新楽しみにしています!!!もうこの作品好きすぎて発狂しそうです!!!(?) (2019年12月11日 6時) (レス) id: 5862d10b26 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なの | 作成日時:2018年7月2日 19時

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