黒木王子の看病 ページ8
黒木side
俺は、アーヤの家のキッチンを借りておかゆを作った。
冷蔵庫の中身使っちゃったけどね。
アーヤもさっき風邪薬を飲んで少しは落ち着いたみたい。
黒「アーヤ、おかゆ食べる？」
彩「うん。食べる。」
アーヤは食べやすいようにソファに起き上がった。
黒「はい、ア〜ン。」
彩「え！？大丈夫だよ。自分で食べられるから。」
黒「俺がやりたいんだよ。はい。」
アーヤは顔を赤らめておかゆを食べた。
彩「！美味しい！これ、黒木君が作ったの？」
黒「そうだよ。」
彩「うわ〜、すごい。」
黒「お口にあってなによりです。」
アーヤはおかゆを食べ終わるとまたソファに横になった。
彩「黒木君、今日は迷惑かけてごめんね。あと、ありがとう。こんなことまでしてもらって申し訳ない。」
黒「いいんだよ。」
好きな女の子が倒れて助けるのは当然だから。
彩「でも、嬉しかった。私って運が悪くてさ、いっつも風邪引くときには家に誰もいなくていつも一人だった。私、おかゆは作れないから食べたことないし、今みたいに誰も私の隣にいないから風邪を引くたびに寂しかった。」
そうだったのか。
黒「じゃあ、俺がずっとアーヤのそばにいてあげる。」
彩「え？」
黒「アーヤが寂しい思いをしないようにずっとアーヤのそばにいるよ。」
彩「ありがとう。」
この反応だと全然気づいてなさそうだな。
俺は顔をアーヤの顔に近づけた。
もちろん、アーヤの顔は真っ赤。
黒「アーヤ、ずっとだよ。アーヤが高校に行くときも、社会人になるときも・・・・・・・・アーヤが結婚するときも、ずーっと。」
彩「・・・・それって、」
黒「アーヤ、好きだよ。俺にアーヤを守らせてくださいませんか？」
アーヤの目から一筋の涙がこぼれた。
彩「私も・・・黒木君のことが好き。」
俺はおもわずアーヤを抱きしめた。
黒「ずっとアーヤのそばにいるから。」
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異世界 - 面白いでーす。 (2020年11月30日 18時) (
レス) id: 6af34b799f (このIDを非表示/違反報告)
加奈 - 未だわからないねェ。本当に好きな人がさ。 (2020年4月6日 14時) (レス) id: b3d6820988 (このIDを非表示/違反報告)
ちー - 最高にキュンキュンしました! また5 かくかんけいとかつくってほしいです！ (2019年7月7日 20時) (レス) id: 9422517b5f (このIDを非表示/違反報告)
みふぅ(プロフ) - めくりんさん» ありがとうございます！ (2019年3月12日 6時) (レス) id: 0702c7935e (このIDを非表示/違反報告)
めくりん - とってもおもしろいです!! (2019年3月11日 23時) (レス) id: 01167813ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マカロンY | 作成日時：2018年7月25日 22時
