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「あ…。」
「あ…。」
1番引き合わせてはいけない2人を引き合わせてしまった
銀ちゃんと、十四郎さんが屯所前で鉢合わせしてしまった。
2人は両者見合ったまま、動かない
私はこの状況に怯えつつ、神楽ちゃんたちがいないことを寂しく思う
まあ、神楽ちゃんがいたら屯所を破壊しかねないだろうけど…新八くんは神楽ちゃんのおもりってとこかな、
「…てめぇ…なにしにきやがった」
完全に喧嘩腰の十四郎さん
「あ?…おたくにうちのかわいいAをとられたから取り戻しにきたんですぅ…この税金泥棒め…人の女まで取りやがって…」
いつから銀ちゃんの女になったのかは定かではないが、絶対に戦争並の喧嘩が怒ることは理解出来たのでとりあえず止めに入らなくては
「…ふ、ふたりとも…喧嘩はだめです…け、喧嘩するならもう地球からでてくから!……」
私は思ってもいないことを言ったが、2人にはどうやら効いたようで大人しくなった
「銀ちゃん、勝手にでてきてごめんね…とりあえず少しお休みします……」
私は遠慮がちに銀ちゃんに近づき話す
「………やだ…俺、Aと居たい……」
銀ちゃんが珍しく我儘を言ったので、どうしたものかと思っていると
「…おい、腐れ天パ…お前恥ずかしくねえのか……」
十四郎さんは呆れた顔をして銀ちゃんをみた
銀ちゃんは十四郎さんを睨みつけたが、なにもはっすることはなかった
「と、十四郎さんも、銀ちゃんをそんな悪く言っちゃだめだよ……あ、副長、…私の服とか持ってきてくれたわけだし」
そういうと、銀ちゃんは私に持ってきた洋服が入っているであろうカバンをみせた
「…チッ……好きにしろ」
怒りながらもそそくさと屯所の中に入っていった十四郎さん
「んだよ…あいつ………勝手にAをとりこんどいよぉ…」
文句を垂れ流した銀ちゃんは私に視線をうつした
「…隊服…ぶかぶかだな……まあ似合ってっけどよ」
照れ隠しか、頬をかく銀ちゃん
「ほんと!……これ、十四郎さんのだから大きいんだよね、」
私は裾を持って、1周回転して銀ちゃんにみせる
「…ニコチン野郎のモン…?………」
また不機嫌な顔に戻った銀ちゃん
「……これ、…もっときゃ、寂しくなんねぇだろ…」
そういって、銀ちゃんも対抗するように着ていた羽織の着物を私に投げつけた
銀ちゃんの甘ったるい匂いが懐かしく思えた
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そらね - 続き気になります!更新おねがいします!!! (2021年5月1日 8時) (レス) id: 27a0f136f2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆる - 続編おめでとうございます!更新楽しみにしてます! (2020年6月10日 17時) (レス) id: 647e80459a (このIDを非表示/違反報告)
hinahina - ありがとう(●^o^●)更新がんばって!!応援してるよ(^^♪ (2020年6月4日 20時) (レス) id: 73469b3ea9 (このIDを非表示/違反報告)
エト(プロフ) - hinahinaさん» 大歓迎です!!タメでいこう(>_<) (2020年6月3日 23時) (レス) id: 84b1407f64 (このIDを非表示/違反報告)
hinahina - エトさん» そうなんですね(*^_^*) あの、、タメ口でもいいでしょうか? (2020年6月1日 23時) (レス) id: 73469b3ea9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:エト | 作成日時:2020年5月23日 21時