奪い愛【銀魂】

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｢い…犬？！｣

｢へい｣

わ、私は人間だし…
なんでどこの誰かもわからない人の犬なんざにならなきゃいけないんだ

｢嫌ですよ！絶対｣

と、言って銀ちゃんの後ろにかくれる

この人はやばい人だ

神威みたいな匂いがする…

意地悪で、自己中な…
これ以上思い出すのはやめよう

｢随分と懐かれてますねィ旦那｣

｢まあな｣

今信用できるのは銀ちゃんだけである

｢ぎ、銀ちゃん、神楽ちゃん、新八くん、早く帰ろうよ｣


｢ちっとまったァ…あんたそんなに俺のことが怖いんですかィ｣

一瞬なにをきかれたかわからなかったが、怖いというか近づいたら神威と同じことをされそう……そうおもっただけだ

｢いや……そうじゃなくて……｣

｢なら、いいやィ…じゃあまたな…子猫ちゃん｣

子猫…


なんなんだアイツは

神楽ちゃんがあんなに威嚇する理由もわかった気がする

｢おい、天パ…桂とはなんで一緒にいた｣

すると次は黒髪の挑発Ｖ字前髪の人が銀ちゃんに声をかけた

｢あいつとはほんとに無関係だって言ってんだろぉ…あいつに絡まれただけだっつの｣

だるそうにはなす銀ちゃん

この2人の間にはすごい稲妻がみえる……

険悪の仲なのか……



｢あとその後ろのちっせぇのはなんだ｣

ちっせぇの……

私？


｢ち、ちっさくなんかない……もう17だし……｣

そういったが、、たしかに神楽ちゃんにお姉ちゃんズラしているが童顔に加え背は神楽ちゃんとさほど変わらない

｢17だぁ？…みえねぇ…｣

そういってじっと鋭い目でみてくるのＶ字さん

｢まあまぁ、その辺にしてやってくれや……地球にきてまだ日もあせぇんだからよ｣

銀ちゃんは私を庇うようにそうはなす

｢夜兎って…とこか｣

神楽ちゃんの影響は銀ちゃんのまわりは夜兎を知ってる人が多い


｢まぁ、このロリコンになんかされたらいいにこい…俺は土方十四郎だ｣

ロリコン…銀ちゃんを指しているのだろう

｢あぁん？俺はロリコンじゃねえぇぇ！！…クソニコチン野郎ぉおお｣

怒鳴りつける銀ちゃんは相当怒っているようにみえた

ほんとにロリコンで図星だったりして…なんて


｢わたしは！A！｣

そう叫ぶとこちらを向かずに手をひらひらとさせた土方さん


案外悪い人ではなさそうだ

｢ｷｨｲｨｨ…あいつなんなんだすかしやがって…よし、帰るぞ｣

そういって私の手を繋いでくれた銀ちゃん

そこに神楽ちゃん、新八くんが手を繋いで

なんだか家族みたいで…

あたたかい

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