34-迷子のうさぎ ページ37
ジェットコースター…乗ったことはないが、なんだか怖そう
神楽ちゃんはノリノリである
私は神楽ちゃんの隣で乗る
やっと私にも普通の乗り物の楽しみ方が出来ると思っていると、前からとんできた人影…
「総悟?!」
総悟が飛ばされてきたのだ
「ベルト閉め忘れた!閉め忘れた!Sは打たれ弱いんでさァあああ」
あんなことがあって、ぐったりしている総悟
どうやら栗子ちゃんのところでは事件がおこっているっぽい…
そのあとなんだかんだで、栗子ちゃんの彼氏暗殺計画は失敗に終わった
ようやく、普通に遊園地が楽しめるとおもったら夜である
松平のとっつぁんと、近藤さんは帰ってしまったらしい。まあ、あんなことしといてまだここにいる総悟はおかしい。
「あ、あれみて!ライトアップされてる」
イルミネーションの中が迷路のような道になっている場所があった
「こりゃ、すげぇな」
「鬼ごっこするアル!…鬼は…サドな!よーしいくアルよ!」
唐突にはじまった鬼ごっこ
本物の鬼のような総悟が鬼……
全力で逃げると、みんなとははぐれてしまった
「ねぇ、A」
後ろから名前を呼ばれた…
聞き覚えのある、なんかじゃない、毎日きいていた声
「神威_」
振り向くといつもの笑顔を浮かべていた
「なんで、ここに…」
「なんでって…Aに逢いに来ただけだよ」
声が震えてしまう。体に染み込んだ恐怖と彼からの歪な愛
「Aともう、2年ぶりかなぁ…俺寂しくて死んじゃいそうだったんだよ」
痛いくらいに抱きしめる彼
久しぶりの匂い、感覚
こころなしか前より大きくなった体…
「私…あそこに行くのは嫌だよ…」
本心である、
あそこは神威以外のなにも受け付けない空間
自分がおかしくなる空間
神威が怖い…というより、自分が怖い
あの空間にいると、おかしくなっていく自分がいる
「…A…俺はね…もうお前を閉じ込めたりしないよ…2人で生きたいだけさ…」
遠回しなプロポーズ
「ばか……違うよ…違う…。やだ、離れて、」
抱きしめたまま離してくれない神威
変に高鳴る鼓動
離れたかと思うと、2年ぶりの神威の口付けがふってくる
「んっ…かむ…い…んぁ…」
長くて息を吸う暇すら与えてくれない
「綺麗になったね」
神威がわたしを見る目が…昔とは違う
まるで、愛しい人をみるような目で…
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エト(プロフ) - さらさん» いえいえ!! (2020年5月14日 1時) (レス) id: 84b1407f64 (このIDを非表示/違反報告)
さら - ひゃー!!!ありがとうございます!!!! (2020年5月14日 1時) (レス) id: b53f13e3f7 (このIDを非表示/違反報告)
エト(プロフ) - さらさん» まじです!!おまちしてます!!!!(><) (2020年5月14日 1時) (レス) id: 84b1407f64 (このIDを非表示/違反報告)
さら - まじですか!!!ありがとうございます!!これからドンドンしていきますね!!!! (2020年5月14日 0時) (レス) id: b53f13e3f7 (このIDを非表示/違反報告)
エト(プロフ) - さらさん» バンバンください!!ネタがうかばなくて(笑)さらさんのリクエストたすかります!!ありがとうございます!! (2020年5月14日 0時) (レス) id: 84b1407f64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:エト | 作成日時:2020年5月9日 14時