彼が私を愛した理由【怪盗キッド】 (ページ20)

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快斗side

朝いつも待ち合わせてる場所にキャロルがなかなか来ないから青子だけ先に行かせて、キャロルの家に行くことにした。

ピンポーン、、、

「誰もいねぇーのか？」

そう思いながらもドアを開けてみる

ガチャ

「鍵かけてねぇーとかやべぇだろ」

玄関まで入ってみるが人気が全く感じられない。

「お邪魔しまーす」

とりあえずリビングに行くが生活感を全くと言っていいほど感じられない空間。

だが、部屋の隅には仏壇があった。

キャロルより少し大人びた雰囲気の高校生くらいの女の子。

姉妹か、、、？

疑問を抱きつつも二階へと向かった。

二階へ上がると一ヶ所だけしまっている扉。

そーっと開けるとベットで寝ているキャロルがいた。

少しあたりを見回すと写真たてで飾られたいくつかの写真があった。

その写真は誰も小さい頃のものらしいが、、

その写真たちには俺がずっと思い続けている幼馴染、Aがいた。

Aの隣にはさっきの仏壇に飾られていた女の子や、名探偵が楽しそうに写っている。

でも一層目を引いたのは、

俺がAにピンクのバラを差し出している写真だった。

「キャロルは、Aってことか、、？」

貴「お姉ちゃ、、、」

お姉ちゃんって、そういえばAにはお姉ちゃんがいたって言ってたっけ。

あったことはないけど。

とりあえず苦しそうに寝ているキャロルを起こすことにした。