永遠の刹那。【太宰 治】

Be mine. Forever. ページ40

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_________「好きだ。」


私は、驚いて目を開けた。


今…………何て………………？


寝そべる彼の横顔を見つめる。


彼は 閉じた目を 徐に開くと、私を見て微笑んだ。


太宰「……驚いた？……もうてっきり、私 判っているものだと思っていたよ。」


そう云って 彼は 星空を眺める。


私は ゆっくりと起き上がった。


暫く、黙って星空を見上げる。


「………………。」


頬を、涙が伝う。


_______嬉しかった…………。


_______ずっと…ずっと……、想い続けてきた…………。


_______『逢いたい』 そう思い、病室の窓から見える星に 何度祈ったことだろう…。


_______想い続けた 彼が 今 傍にいて……。


_______彼もまた、自分のことを 想ってくれていたなんて…………。


零れる落ちる涙は、私の掌を濡らす。


太宰「…………A。」


起き上がった彼は、私を真っ直ぐに見つめる。


私も、彼を見つめ 微笑んだ。


彼は 涙に濡れる私の手を取り、こう云った_________






_______ Be mine. Forever.





彼は 私にそっと キスをする。



碧い月に照らされた 2人の影が、星空の下に映る。



__________永遠に、私の傍に居て。( Be mine. Forever.)




勿論 答えは________________






__________「Yes.」

''恋人''。→←星空。

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