ひとりごちる

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徒然に語ります

気分を害する可能性は否めません

閲覧は自由、プラウザバックは今の内に

僕は頭の悪い人間だ

何でもわかったふりをして、その実何一つわかっていない

人間観察が好きだというのは嘘じゃない
けれど、だからといって「彼奴はああいう奴だ」なんて言える程の観察眼は持ち合わせていない
その上、「彼奴とは馬が合わないだろう」なんて決め付けるんだから、いよいよ頭の悪いことは甚だしい
だというのに、いざその「彼奴」と話してみると案外趣味が合ってしまうんだからどうしようもない
勉強しなければと頭ではわかっているのに、どうにもやる気が出ない
かと思いきや、気分が乗れば何時間でも机に張り付き、嫌いな筈の数学や英語と睨めっこしている
勉強が嫌になると、庭に出てペットに餌をやったり愚痴を聞かせたりする
鶏に話しかける受験生というのは、些か滑稽だろうか

僕はアニメも好きだが、漫画のほうが好きだ
原作ありきのアニメよりは、作家さんが０から創りだす漫画のほうが好きだ
勿論例外はあるけれど
絵柄が好みなら嬉しいし、台詞回しからキャラクター性を読み取るのは楽しい
予測した展開を裏切られるとテンション上がるし、凝った演出や伏線回収はいつ見ても興奮する
モブにもスポットライトを当てたり、、読み込むほどに深みの増す作品は尚一層大好きだ

だけど、「オタク」と称されるのは納得がいかない
僕よりもその作品を深く読み込んでいる人は少なくないだろうに
僕よりもその作品を応援している人はごまんといるだろうに
自分如きが「オタク」では、そんな人達に失礼ではなかろうかと思ってしまう

今でこそオタクと言われる僕だが、実は漫画よりも先に小説を好きになった
漫画は小４からだが、小説は小２からだ
『狐笛の彼方』や『枕草子』をはじめ、動物ものと古典文学を中心に、昔は多くの本を読み漁ったものだ
「本の虫」という言葉が、何となく気に入っていた
一番のお気に入りは『牙王物語』で、小５の時に出会ってからというもの、幾度となく読み返し、今でも時々手に取ってしまう
これは漫画でも言えることだが、好きな時に好きな項を開き、その本の世界に誘われるのが好きでたまらない

ライトノベルや携帯小説も割かし好きだ
"小説"としてではなく、ひとつの作品として、ではあるが
皮肉めいた物言いはそこらの小説や漫画よりも上手いし、濃いキャラクターや突拍子のない展開は好きな方だ
ライトノベルが嫌いなら本を閉じればいいだけなのだが、たまに目に付く"ラノベor携帯小説読んで小説読んだ気になってる奴"は癇に障る
視界から外そうにも、何処にでも沸くもんから難しい
無駄な諍いは起こしたくないので、見ないふりをするよう努力する

漫画や何かの実写映画化・ドラマ化には虫酸が走る
自力で物語を創ろうという気概が感じられないのは腹が立つ
原作の世界観を壊されるのは頂けない
極力目を逸らそうとしているのに、いちいち宣伝されるのが余計に苛つく
これらは全て僕個人の主観であり我儘であるから、作り手に直接文句をつけるわけにもいかない

僕は醜い人間が大嫌いだ、心の底から嫌いだ
自分本位で、自分に都合の良いように振る舞い、ないものねだりをやめず、平気で他者を貶め、息を吐くように嘘を吐き、弱きを虐げ強きに屈し媚び諂う人間が嫌いだ
それは自分自身も例外ではない

僕は美しい人間が嫌いじゃない
努力する奴が、可愛い奴が、格好良い奴が、面倒臭い奴が、人間味溢れる奴が嫌いじゃない
それは自分自身も例外ではない

ネットには感謝しているし、若干依存している
馬鹿な奴らにも平等に発言権を与えてしまったネットは罪深いと思うと同時に、僕もその"馬鹿な奴"に含まれているのだと自覚して少し落ち込む
時間も距離も関係なく他人と交流できるネットに感謝すると同時に、少々厄介だと辟易する

思いの外長くなってしまったが、これが僕という人間のごく一部である

どうやら、物事を端的に纏める能力も身に付けねばならんようだ

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