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結構短いやつだが…お母さんに消されてたんで即興だ…あとネタバレ注意になってるかも!山月だ!!(途中なやつだけ生き残り)
「夕陽に向かって走れ、だとか青春の1ページとか。むさ苦しい」と君は言うけれど本当は君もその「むさ苦しい」ことをしていると思う。
だってあの時主将が言った通り、「ちゃんと本気だった」から。
あんな目の君を俺は久しぶりに見た気がしたから、内心嬉しかったんだ。
「格好悪い兄」を見て以来、目に輝きがなくて。それをあの「変人」は変えたのかなって。
俺にもできなかったことを彼らはすぐに成し遂げたんだなぁって思ったから…あぁ、こんなこと考えていると君は怒ってしまうかな。
ごめんね、俺も早くレギュラーに入れるくらいに強くなるよ。
だから、そこで待っていて。そのコートで。俺はその外で…

(…違う)

日向や影山みたいに才能もなくて、身長も普通の俺がどうやってコートに居続けるんだ。
わからないんだ、俺はツッキーみたいに頭も良くないから。
頭の問題でも才能とかそんな問題でもないだろうけど俺は―――

「今日は煩くないんだね」

そう目も合わせないで呟いた。俺はふいにツッキーの方へ目線を寄せた。
ちょうど昼休みの時間帯だ。教室はいつも通り騒がしい。そんな中での一言だ。

「そうかな」

そう言って俺は目線を戻した。
ツッキーは「あっそ」と昼食を再開させた。

そうだ。ツッキーにこのことを勘付かれたら迷惑をかけてしまう。
だから俺は隠し通していけばいいんだ。

1年で俺だけ外れた、とか当たり前じゃないか。
先輩たちは俺以上に努力している訳だ、ツッキーや日向、影山も十分戦力になる。俺は弱いし、戦力にもなれやしない。だからコートの外で…

そんなことを考えていた時に、この単語と再会した。
「かっこ悪い」

今のツッキーは、焦ってばかりだ。
日向や影山の伸びと自分を比較して、まるで俺と同じであろう。
それならその言葉を今、口にしないと。

ねぇツッキー、俺は。

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作者名:びりーぶ | 作成日時:2014年7月15日 10時

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