匿名A

インタビュアー「えー、本日はインタビューよろしくお願いいたします」



『はい、よろしくお願いいたします！』








インタビュアー「では、軽く自己紹介を、どうぞ」








『匿名Aです。なんか書いてる奴です。あー、めちゃくちゃアホです。特定しちゃってね』



インタビュアー「そうですｋ・・・ん？特定して大丈夫なんですか？」



『はい、一応”自己紹介”なんで！』



インタビュアー「匿名の意味ないですね。では、ここから質問を初めていきます」








インタビュアー「好きな歌い手は？」



『すとぷり、いれいす、すたぽら、シクフォ二、めろぱか、と、沢山います！』






インタビュアー「趣味はありますか？」




『小説を書くこと、妄想すること、ですかね！』







インタビュアー「すみません、年齢は？」



『１５歳（いちご）です。精神年齢は』



インタビュアー「精神年齢は？」



『体は微妙に大人、頭脳は子供、その名も・・・おっと』







インタビュアー「わざとらしいですね。悩みはありますか？」



『ネタが思いつかなくてやんになっちゃう。


　あと、リアルの方でバカにされっぱなしなので、そろそろどうにかしたいです☆』







インタビュアー「なるほど、人間関係ですね。他には何かありますか？」




『はい。最近推しが尊すぎてとても困ってるんです』




インタビュアー「はぁ」




『別に今に始まったことじゃないけど、心臓やばいんです』




インタビュアー「へぇ〜」




『でも、最高なのは当たり前だろうし、リスナーとして普通だろうし、


　推しがハッピーならいいなって思います！』





インタビュアー「それも、オタクの性ですね」




『はい、オタク最高です』







”匿名Aです。なんか書いてる奴です。



　普通のフリしてる、ただのめちゃくちゃ変人です。



　オタクである私にあなたはどんなイメージを着せる？



　匿名Aです。特定しちゃってね。



　ー−−匿名Aです”







インタビュアー「あのー、夢小説についてどう思いますか？」




『なんか、分かんないですけど、存在してていいですね』




インタビュアー「いいんですね」




『小説を書いてる側からすると、好きだなって思います』




インタビュアー「そうなんですね。では、読者に一言どうぞ」








『はい。私に「神だ」ってすぐに言うけど、みんなの方が神でしかないからね！』




インタビュアー「ほう」




『最高ですからね！』




インタビュアー「嬉しそうですね」




『いつも応援してくれてありがとう！



　私の友達でいてくれてありがとう！



　みんなのおかげで私は書くことが出来ます・・・！』








インタビュアー「感動的ですね」




『ー−−まぁ、全部ほんとのことなので』




インタビュアー「そうですか」








”匿名Aです。なんか書いてる奴です。



　普通のフリしてる、めちゃくちゃ変人です。



　何もなかった私に沢山の”想い出”が詰まってる。



　匿名Aです。ほんとにありがと。



　匿名Aです”







インタビュアー「えー、本日は貴重なインタビューありがとうございました。


　　　　　　　　それでは、さようなら」





『さよなら、雨萩　さ、あ、匿名Aでした』







ー−−ー−−−ー−−


取材後の裏話





インタビュアー「あの、すみません」



『はい』




インタビュアー「全然ネタが取れてないので、改めて自己紹介してもらってもいいですか？」




『・・・今回匿名でやった意味ありました？』




インタビュアー「ないですね。匿名で自己紹介は無謀すぎるって、最初から言ったじゃないですか」


　　　　　　　　

『だって、やってみたかったんですよ！！』




インタビュアー「まぁ、こちらとしては見てくれる方がいれば何でもいいんですけど」




『急に正直ですね』




インタビュアー「私も仕事ですので」




『カメラ回ってますよ』









インタビュアー「嫌ですね、今のは嘘に決まってるじゃないですか。


　　　　　　　　私は、仕事とか関係なくあなたのことが知りたいだけですよ」




『それはそれでキモイですけどね。なにせ初対面ですし』








インタビュアー「チッ、めんどくせーな」




『・・・え？』









インタビュアー「”それもそうですね”と言っただけですよ」




『いやいや、一文字も合ってませんけど？めちゃくちゃ反対のこと言ってましたよね？』




インタビュアー「聞き間違えでは？さくりさんも年なんですよ」




『１０代舐めないでもらっていいですかね！？私のことなんだと思ってるんですか？』









インタビュアー「ー−−ー−−−（規制の音）」




『アウトー！！編集者さん、今の規制音かけといてください！』







インタビュアー「次の取材でお会いしましょう！では、さよなら」




『え！？


　・・・締まりのない挨拶でごめんなさい！おつさく！！』